ツヴォイ式お絵描き020「ビル・ロビンソン」01
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小学生から大学時代まで、長きにわたって影響され続けたのがプロレスで、私の青春の象徴(笑)でした。
好きが高じて、大学時代はプロレス研究会に入り、学生プロレス活動をしたり、会報活動にいそしむ日々でした(苦笑)。
プロレスからは、その多面的な見方や解釈により、人生における多くのことを学んだといっても過言ではありません。
プロレスラーで誰が一番好きだったかと言えば、英国の「ビル・ロビンソン」。
最初に観たのは、1975年、当時小学4年生の時にテレビで観た「VS猪木戦」で、
この試合は、私のプロレス史上名勝負一番ですが、長くなるので、また別で(笑)。
私の中でのビル・ロビンソンの全盛期は、この猪木戦の1975年から、翌年の全日本プロレス初登場から、1977年暮れのオープンタッグ選手権あたりまで。
(古い専門家に言わせると、日本初登場の国際プロレス時代と言われるけど、名古屋は国際プロレス中継がなくて、私はリアルで観れていないから、思い入れが全くない(苦笑)。)
全日プロ時代の、ジャンボ鶴田との「試練の十番勝負」から、UN選手権の一連の攻防や、
強豪外人レスラーとの夢の対決の中で繰り出される技の数々と、その瞬間を捉えたプロレス雑誌の写真は、多くの「絵」になる絵として記憶に残っています。
その中でも、ベストショットは、全日プロ初登場時の、このジャンボ鶴田に放つ、代名詞の「ダブルアーム・スープレックス(人間風車)」の一発。
見事なブリッジに加え、何といっても、ダイナミックにブン投げられるジャンボ鶴田とのバランスが最高で、
身体能力の高い二人にしか、絶対にできないであろう奇跡の一枚は、芸術的(笑)とすら思えます。
プロレスの魅力は、ファンによって様々でしょうが、私にはこの一枚に全てが凝縮されているように思えるのです。
あぁ、なんてカッコよくて、強くて、美しい(笑)。