これからのビジネススタイルはどうあるべきか?③
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私の知る限り、
どんなに楽しそうに仕事をしている人でも、実際に会ったり、話を聞いてみると、
「自分の楽しいこと・好きなこと『だけ』が仕事になっている人」
というのはいません。
そう見えてはいるかもしれないけど、実際には、
「仕事を、楽しそうにしていたり、好きなようにやっているように見える人」
「仕事における疲れやストレスをまるで感じない自然体の人」
もっというなら、
「仕事の悩みやストレスそのものまで楽しんでいる人」
がいるだけです。
「楽しそうに仕事をしている人」というからには、どこまでいっても「仕事」という言葉が入っているわけですから、
文字通り、仕事そのものが前提にあるわけですね。
そもそも仕事というのは、
他人がやりたいのだけれど、できないことや、やりたくないこと、
あるいは、他人の時間や資産を投入するよりも自分の方が効率的にできることを、
他人の代わりに自分がやることだったりすることともいえるわけです。
他人も自分も同じ人間同士だとすると、自分の仕事が、「全てが全て楽しくて好きなこと『だけ』」か?というと、
それもまた難しい願望ともいえるでしょう。
「同じ仕事をするなら、いかに楽しく面白くするか?」
という工夫ができている人が、結果として「楽しくて好きなことで仕事をしている人」になるということだ、と思うのですね。
ところが難しいのは、それができている人というのは、自分で工夫しているという自覚がなかったりするんですね。
天才的というか、自然にそうなっているという人が多かったりすることです。
そういう人をよくよく観察していると、
「仕事」と「遊び」と、そしてもう一つ、「学び」の3つが複合的に絡み合って、今を生きているような感覚があります。
まぁ、私の感覚的な所感なので、何とも言えないわけですが、
私の感覚ということは、私の経験則に基づいているからそう感じられるということでもあるので、
それを何らかの形で具体事例の情報発信ができるんじゃないか?とも思うわけです。
自らが実践的に行動し、実績を上げていっている人の話は、聞いていて本当に面白い。
仕事の話をしているのに、まるで子供が今日楽しかった遊びをしているかのように聞こえるし、
実績を創っていく過程での苦労話は、相当大変で難解な問題を真正面から取り組んで解決していっているのだけど、
その過程で、人として大切なことを学んだと自覚することで、次のステージが創られていっているように感じます。
あるいは、興味を持って熱中していることが、しっかりと仕事に繋がっていってもいるので、
「仕事」×「遊び」×「学び」
の一つ一つのアクションが、聞いている側からすると、そのどれにとも解釈できてしまうのですね。
そういう状態というのが、これからのビジネススタイルの大きな方向性になるんじゃないか?と思うと、
自分は元より、他人も、これからの社会でそうありたいと思える一人一人が、
それを実現していくにはどうしたら良いか?というのは、十分に研究材料になるのではないか?と考えているところです。
そういう一見アホかとも思えそうなことを、一緒に討議したり、仮説を立てたり、実験できてシュアできる場が創れると楽しいだろうなと思うのです。