「人生物語」は売上に大きく影響する
「自分の売上」というのは、「他人の消費」とイコールです。
もし自分の売上を上げたいなら、他人の消費行動の動機を促進するということになります。
人の消費行動というのは、「商品・サービスの魅力」であれ「売っている人の魅力」であれ、
「それが欲しい、買いたい」にせよ、「この人から買いたい」にせよ、
「人の感情が動く」かどうかという側面は、とても大きな要素だと思っています。
それを「共感」と言ったり、「情動」と言ったり、「双方向コミュニケーション」と言ったり、
まぁ、言い方は様々ながら、そのような「人の心の動き」をいかに創り出せるか?促進できるか?
というテーマに対する答えや、そういう人になれるかどうかの課題解決は、
経営者のみならず、今や全てのビジネスマンにとって必要だと私は思っています。
実際に、多くの経営者の相談は、どうしたら集客ができるようになるのか?
どうしたら採用ができるのか?
どうしたら社員やスタッフの心に火をつけることができるのか?
という、「人の動機」に対するものが多くあります。
その切り口は様々あるのでしょうが、
まずは、誰もがすぐにできることで、かつ大切なことの一つに「自己紹介」や「自分の経歴」があります。
人は、他人の人生物語やストーリーや履歴に自分を重ね合わせ、感情移入したります。
それは消費行動の動機の一つに影響します。
大それた人生ストーリーとなると私のような凡人には難しいですが、
事実である履歴や経歴は出すことができるわけで、
もしそこに共感が生まれて、関係性が生まれるなら、それは有効です。
私はこの10年近く、ビジネスセミナーや講演の場を与えていただきましたが、
初めてお会いする方達の前に出ることも多く、
「どうでもいいけど、あんた一体誰なんだよ。」
状態からスタートすることも少なくありませんでした。
貴重な時間を、聞くに耐える相手かどうかをはかるというのは、逆の立場ならよく分かります。
短い時間でできるだけ感情的な距離を縮め、少しでも興味や共感を持ってもらうために、
自己紹介の時間を長めにとりました。
色んなバリエーションがありますが、
例えばこんな感じです。
①講演前にスライドで出しておいて読んでもらう
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②講演の最初に履歴一つ一つを説明しながら、「自分の売り」を伝える。
③さらに、同じ経歴なら、好きな「お絵描き」「ラクガキ」を組み合わせてキャラクターが明確になるようにする。
④全部を「ラクガキ」にしたやり過ぎパージョン(笑)
何も考えることなく、事実を伝えるだけですから、特に難しいことはありません。
それそのものが物語やストーリーであることや、
自分では当たり前で普通のことでも、他人にとっては大きな共感や、自分との違いから、
興味や価値や魅力を感じてもらう可能性は十分にあります。
人は、必要や便利や効率性が目的の消費には、製品価値やスペックに価値や魅力を感じたりもしますが、
もう一方で、「感情」が大きな消費動機でもあるわけで、
これからの経営で私達が一番学ばねばならないのは、
「人間とは何者か?」
という、そもそも論であり、
言ってみれば、本来のビジネスの本質や原理原則をもう一度見直すことだと私は思っています。
多くの人の、リアルな人生から学ばせて頂ける機会は益々貴重になると思っています。
そういう意味では、オンラインサロンのメンバーが増え、たくさんの人と関われるととっても嬉しいです。
良かったら、ご参加お待ちしていますね。
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