ツヴォイ式お絵描き017「アウトサイダー」04
中学・高校性の頃、年に一回の「映画観賞会」という課外授業?というのがありました。(今でもあるんかな?)
高校三年生の時に観に行ったのがコレでした。
映画「アウトサイダー」1983年アメリカ映画。
私と友人はあと二つの候補のうちの一つ、「富田靖子」さん主演の「アイコ16歳」に手を挙げたのですが(笑)、圧倒的多数で「アウトサイダー」に(笑)。
今思うと、80年代当時の青春ムービーの人気若手俳優総動員のようなキャストで、
主演のC・トーマス・ハウエル、若手人気俳優トップのマッド・ディロン始め、後の「ベスト・キッド」シリーズ主演のラルフ・マッチオ、「ゴースト」主演のパトリック・スウェイジ、ロブ・ロウ、エミリオ・エステベス、ダイアン・レイン、
そして・・・、若き日のトム・クルーズに至るまで、
あげく監督がフランシス・コッポラ、全編に印象深く響く音楽がスティビー・ワンダーの「ステイ・ゴールド」と、
もうまるで「8.26夢のオールスター戦」のような布陣で(笑)、そりゃ話題になるわな、と(笑)。
知らなかったが故に、ほとんど興味もなく遠足気分で観に行った映画でしたが、強烈に印象に残り、大人になってから何度も観る名作へと昇華していきました。
とは言え、当時はこの映画の時代的な背景や意味合い、そこに宿る社会問題の風刺や、
表現されている場面やセリフの情緒、息をのむような美しい空の映像美の解釈など、能天気高校生の私には分かるわけもなく(苦笑)、
対立す若者グループ、富裕層の「ソッシュ」と、貧困層の「グリース」を明確に象徴するようなファッションの違いばかりに夢中になるわけです(笑)。
特に、「グリース」メンバーのジーンズスタイルには目が行って、あの短いレングス(丈)の履きこなしは、当時の流行りのバランスだったのか、14歳という少年の成長期を表現するあえての意図だったのかは、いまだに想いを馳せます(笑)。
この映画を象徴するかのような、実在するロバート・フロストの詩、
「Nothing gold can stay .」
「Stay Gold.」
の解釈は、人ぞれぞれながら、私はよく考える意義深さがあると思っています。
単なる青春映画に留まらず、名作として心の中に存在し続けるのが名作なのでしょうね。
できれば、自分のビジネスもそうでありたいと憧れます。