ツヴォイ式お絵描き090「スティーブ・マックイーン」27
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「スティーブ・マックイーン」の名作の一つ、
「パピヨン」(原題:Papillon・1973年・アメリカ映画)
の中で、とても印象的な場面。
独房の中、絶対に諦めないながらも、看守のチェックを受ける時に首だけ出すオペレーションのシーンは、
時間の経緯と共に、日に日に衰えていく様は、壮絶とも悲壮とも形容し難いインパクトがあって、
私の中ではトラウマとも言えるし、名演の極みとしても脳裏に焼き付いています。
映画俳優スティーブ・マックイーンのキャラクターを象徴する、
「絶望的ともいえる状況の中、絶対に諦めない不屈の精神」というのは、
「大脱走」を始めとする他の作品でも様々なバリエーションで表現されているわけですが、
この「パピヨン」に限っては、他の作品と一線を画す異様なダンディズムがあります。
共演の「ダスティン・ホフマン」がバチバチで好演するキャラクターとの対比も相まって、その存在感がより極まりまくっています。
ちょっと何かあると、すぐへこたれたり、諦めたり、やる気を失ったり、まるで持続しない私にとって、
それに叱咤されるような気持と、憧れを追い求めることになる映画俳優「スティーブ・マックーイン」から影響されたことはとても多く、
映画というのは、どこまで行ってもエンターテイメントであり、創られた世界でもあるのですが、
私のように、まるで虚像と現実の垣根がなくなっている現実を鑑みる程に、
そこにこそ、現代ビジネスにおける「ブランディング=イメージ=思い込み」の本質ヒントがあると思うわけです。
脳がスカスカな自分に気づいた時の究極の解除法
久しぶりに本を買って、読もうとしたら、
あまりにも本(文字・文章)が読めなくなっている自分に気がつきました。
2ページも読むと、途端に読みたくなくなります(苦笑)。
あるいは、久しぶりに文章を書こうとすると、
それが直筆であれ、パソコンやスマホの文字入力であれ、
書くことができなくなっていることに気づいたりします。
(元々、魅力的な文章なんぞ書けねーけどな(苦笑)。)
昔から、本を読まないと頭が悪くなる、
とか、
本を書く人は頭が良くないと書けない、
といった、
幻想とも真実とも思える、そのままの思い込みはあったけど、
情報を入れるにせよ、
情報を出すにせよ、
脳の側頭葉や前頭葉といった、脳の部位を駆使するわけだし、
魅力的なクリエイティブというのは、脳の点、
すなわち、知識と感性のストックの組み合わせなので、
文字で情報を取得したり、文字で情報発信するという繰り返しこそは、
確かに頭を使うということになるんだろうな、と思うわけで、
頭が悪いと、「クリエイティブ=魅力的な価値」を生み出せない、となると、
これからのビジネスでは相当に厳しいわけで、
そこに来て、ここ数年は、動画で情報を取得して、動画で情報を発信することに慣れてきて、
それはとても脳が楽で(笑)、
だから、どんどん文字を読まなくなって、どんどん文字での情報発信をしなくなっていて、
挙句、続けているどうでもいい動画配信すらも、面倒くさくなっているというのは、
もうどうしようもないとも言えるわけで(苦笑)、
ただでさえ、頭が悪いのに、さらに拍車をかけながら、さらに老化だけはして、進行していくという、
さながら「頭が悪くなる回転地獄車」状態へと自らを導いていることに気づかされるわけです(苦笑)。
動画が悪いのではなく、
そもそも脳が悪い(苦笑)私のような人が出す動画というものは、
そもそもの脳が悪いが故に「魅力的なクリエイティブ」が創出されるわけもなく、
それをただ配信し続けたとしても、結果、価値ある動画にはならなくて、
そうか、だから、私の動画配信はコンテンツとしての価値がなかったのか、
ということに、久しぶりに本を読んだり、文字入力をしようとすることによって、
気付かされるわけで、
脳が悪いのに、何だかとても大切なことに気づいたような錯覚ができて、
まぁ、それならそれでいいか、と一人納得の思い込みをすれば、
自己への無価値感を、根拠のない自信へと変換するという、
究極の方法にも気づきました(笑)。
輝きはいつか無くなるけど、輝いた一瞬は永遠
大好きだった1月・2月のカレンダーのマリリン・モンローちゃんとも、
気がつけば3月になっててお別れ。
どんなに大好きでも、時間が経つと必ず終わりが来るんだよな、
という、当たり前のように言い尽くされているけど、忘れていることを、
私はこういう日常の些細なことで実感します(笑)。
輝きは永遠には続かないのだけど、
眩いばかりの一瞬の輝きは永遠だということも信じています。
ずっと永遠の証拠に、
事務所の天井には、たくさんのマリリン・モンローが永遠に輝いています(笑)。
目で見えるものと、
目には見えないものと、
両方をしっかり見られる人でいたいと、いつも思っています。