違う他人との面倒くささより、世の中が全部自分と同じほうが嫌だ(笑)
1988年に大学を卒業して、東京の当時の大手アパレル会社に就職し、パリコレブランドの営業担当になりました。
それまでの大学生活では、屁の虫にも至らない自堕落な生活をしていた私にとって、
赤羽駅からJR埼京線に乗って池袋駅、池袋駅から地下鉄・有楽町線に乗り換えての市ヶ谷駅への毎日の通勤は、
それだけで一日の97.9%を使い果たす、正しく地獄のような日々だったと記憶しています。
凄まじい数の他人がギュウギュウ詰めの状態は、とても嫌でしたが、
フと、そんなに周りの他人が嫌だとしたら、じゃあ、これが全部自分だったら・・・・・・・、
恐ろしく嫌だな、と思いました(笑)。
そうか、一番の地獄は、自分の周りが全部自分と同じでいることなのか、と、その時に気づくのでした(笑)。
世の中が、全部自分だったら、スゲェ嫌だ(笑)。
それ以来、対人で嫌なことがあるにつけ、この人のことはとても嫌だけど、もし、この人が自分と全く同じ自分だったら、もっと嫌だから、
この人がこの人でいることの方が、まだマシなんだろうな、と思うようになりました(笑)。
私は、自分のことが一番好きで、一番大事ですが、
世界中の他人が、自分と全く同じでいればいいというほどは好きではありません(笑)。
私にも、関わりたくないと思う人、付き合いたくない人はいますが、
でも、その人が自分と全く同じ人間でいて欲しいとまでは思っていないので(笑)、
どうぞ、好きに勝手に生きてていいけど、少なくとも私には関わらないでくださいね、いということでしょう(笑)。
私もそうするので、だから、どうか、私が、自分とちょっとくらい違っていたり、それは一緒になんてやりたくないと言ったり、頼んでもないのにうるせぇな、と言ったとしても、
それに対して、つべこべ言ったり、正そうとしたり、虐めないで、そっとしておいて下さいね(苦笑)。