「頑張ること」と「目標達成する」ことの違い(苦笑)
自分の中で秘密の場所というのがあって、不定期ながら、起点になりそうな時は行くのだけど、そこはそれなりに山奥で、
先日行った時は途中で通行止めになっていて、行きたいとこまでは車で行けませんでした。
せっかくなので長い石階段を一つ一つ上がって目的地まで行ってみようとはしましたが、
途中であまりの遠さが予想できたので、案の定、いとも簡単に諦めました(苦笑)。
言ってみれば、私は簡単に目標は立てるけど、達成できない人ということです(苦笑)。
過去、沢山の目標を立てることはあったものの、誰もが認め、かつ、自信を持って達成できたことは数える程度しかありません(苦笑)。
名古屋に帰ってきて、ある方とお仕事の打ち合わせをしていて、目標達成についての話になりました。
その方は、宣言した目標については必ず達成する人でした。
どうやってやっているか?と聞くと、一つの具体事例を教えてくれました。
「月の目標が2億だった時に、あと数日でこのままいくと1億8千万の時があって、どうしようかと思っていた時に、仕事の依頼が入りました。
でも、その現場が山梨県で、愛知県から行くにはスケジュールと往復時間を考えるとかなり難しいと思いました。
でも、目標は達成したかったので、数日間は愛知県で仕事して終わってから山梨県に飛んで、夜になんとか終われるとこまでやって、朝にまた愛知県に帰って、それを何日か繰り返しました。
その月の売上を締めたら、売上2億と10万円でした。
そんな程度です。」
とまぁ簡単に言うとそんな感じの答えでした。
私は、あぁ、そういうことなんだな、と教えられました。
というか、私も数少なく期日通りに目標達成した時というのは、そういう時だったよなぁ、と思い出しました。
特に、上場にこぎつけようと必死だった2年近くは、毎日がそんな感じだったよな、と。
過去、勉強会である話を教えられたことがあります。
「目標に対して、90%の努力までは大抵の人ができる。でも残りの10%ができる人がほとんどいない。
なぜなら、残りの10%は、やった90%と同じくらいの労力がかかるから。それくらい最後の最後はキツイ。
ということは、90%をどんなにたくさんやっても、何もやっていないということと同じなんだよ。」
という、身もふたもないとも言えるし、現実とも言えるような内容でした。
お会いした方は、定期的に越えていらっしゃるということであり、
立ち上げて20年間で圧倒的な実績を出す人というのは、なぜそれができたのか?というと、根底にそういうことの連続があるからなんだろうなということです。
頑張っている人と、目標達成している人とは、全く違います。
頑張れば90%はいけるわけで、残り10%は頑張る程度では無理なのでしょう。
「なりふり構わず」とか、「効率とか自分の基準とかなんて関係ねー」とか、そういう領域なのでしょう。
目標達成している人から見たら、頑張っている人は、ただ頑張っているだけで、そんなもんは当たり前のことだろうということなのでしょう。
その後の話に及んだ訳ですが、目標達成する人には、その目標を達成するだけの理由が必ずあります。
私はそれを「ビジョン」と呼んでいます。
そういう意味では、ビジネスの成果というものを定義するなら、
「数値目標」と「ビジョン」というのは必須なのでしょう。
時々、そんなもんなくても成果を出し続けていることを吹聴する天才的な人もいますが、
本当のところは、どの程度なのかは私はよく分かりません。
私のような凡人には、「数値目標」と「ビジョン」は必要だということです。
ということを、なるほどなぁ、と話を聞きながら、
そもそも、次の「ビジョン」を明確に認識しようと思って、ある場所に行こうとしたのだけど、
その場所まで登ることそのものの「ビジョン」が明確でなかった為に、
「数値目標」である階段数を登ることを諦めた私はどうしたら良いのだろう?と困惑するのでした(苦笑)。
このダメさ加減は、もうどーしよーよねーのかもな(苦笑)。