ツヴォイ式お絵描き079「スティーブ・マックイーン」17
「大脱走」(原題:The Great Escape・1963年・アメリカ映画)
で一番好きなシーンがコレです。
(って一番好きがいくつあるんだよって感じですけど(苦笑)。)
「スティーブ・マックイーン」演じる「バージル・ヒルツ」が、
最後まで諦めず、一人、バイクで逃走し、ハイライトシーンの「バイク有刺鉄線越え」するも、
ドイツ軍に囲まれ銃撃を受ける中、あえなく転倒。
有刺鉄線にグルグルにからまって、やっとのことで立ち上がり、両手を上げるにも上げられない状況。
にも拘わらず、不敵で余裕で挑発的な笑みを大勢のドイツ兵に投げかけながら、その身分を証明します。
今の市場環境も、これからの日本経済も、
何を意図しても、前向きに考えたところで、諦めず努力しても、
現実は、恐らくは、このシーンのように、まるで有刺鉄線に絡まって、思うように身動きができない状況というのが前提になるんじゃないか?と、
多くの有識者も評論家も言っていて、まぁ、きっとそうなんだろうなと私も思うわけですが、
仮に絡まって身動きできなくなっても、このシーンのマックイーンのように、
不敵な笑みを浮かべながら、性懲りもなく、また次の悪だくみ(笑)を考えては、やってみるというのが、
これから問われる姿勢のような気がするのです。
何度挑戦して、何度絡まっても、ニッタァと不敵な笑みで次のことを考えていられるオッサンでいたいと思います(笑)。