ツヴォイ式お絵描き041「ショーン・コネリー」02
こんな風に歳を取れたらなんて素敵なんだろう、と思える一人は「ショーン・コネリー」ですね。
二十歳の頃から憧れた「ジェームス・ディーン」は25歳で亡くなっていて、
その後に影響された「スティーブ・マックイーン」は50歳で亡くなっていて、
いつの間にか、私は2人の年齢はとうに越えていて、
ビジネスにせよ、人生にせよ、スタイルにせよ、目指すべき「憧れ」がないと、どうにもこうにもどうしていいのか分からない私にとって(苦笑)、
この方は、とても大切な存在だったりします。
「007」シリーズの「ジェームス・ボンド」役の若かりし頃の魅力もさることながら、
晩年の渋い男のカッコ良さに至るまで、どの年代であっても魅力的で、男の歳の取り方はこうあるべきなんだろうなと思えます。
特に、
「アンタッチャブル」(1987年・アメリカ映画)
の初老の警官「ジム・マーロン」役での影響は強く、
主演の「ケビン・コスナー」はじめ、新進気鋭でピカピカの「アンディ・ガルシア」、大御所「ロバート・デニーロ」の中にあって、
きっちり脇を固めながらも、もうまるで総取りしているかのような大人の男の圧倒的存在感でした。
この年のアカデミー賞も、ゴールデングローブ賞も、ブルーリボン賞も、助演男優賞で総なめしてますもんね。
「アンタッチャブル」は衣装協力を「ジョルジオ・アルマーニ」が担当していて、
1930年代のメンズファッションが全編にわたって炸裂していますが、
完璧に着こなすショーン・コネリーがもうカッコいいのなんのって(笑)。
この映画を観た時のコネリーは、すげぇ歳とってるように見えたけど、
改めて調べてみると、コネリーは当時57歳なわけで、今の私の年齢と同じなわけです(笑)。
改めて、大丈夫か?俺、と思えてしまう残酷な現実を噛みしめながら(苦笑)、
改めて観てみたいと思っている映画です。