実験なのだからやるだけやってみよう

初めての街を歩いていたら、立体の缶ビール電飾看板を見つけてしまって、

久しぶりに「遠近組み合わせ口出し画像」に必死になりました(笑)。

やりながら、フと思ったことと、思い出したことがありました。

 

ビジネスというものは、「積み重ねてきたものの圧倒差によって成立する」という前提で考えてみると、

全く新しいことや、未経験のことよりも、自分はこれまでに何をやってきたのかに着目した方がいい、ということになります。

 

ただ、一つの項目を積み重ねることで一番になろうとするのは、私のような凡人には相当確率が低い、というか無理だと諦めています。

言ってみれば、数学の勉強量を誰よりも積み重ねて日本で一番になる、とか、

卓球の練習量を誰よりも積み重ねて世界で一番になる、とか、

「◯◯で一番になる」というのは、ビジネスの場でもそういう確率と同じであり、

それは基本的には優秀な大手企業の方々のお仕事になってくるかと思っています。

 

では、何の積み重ねで一番になるかというと、凡人である私をはじめ、中傷零細個人企業は、

「独自性の積み重ね」に向かうしかありません。

 

常々話していることですが、誰でもできる独自性の基本は「組み合わせ」です。

仕事と遊びを組み合わせてみる。

仕事と趣味を組み合わせてみる。

仕事と個人を組み合わせてみる。

たくさん組み合わせてみて、たくさんアイデアを出し、その仮説がもしかしたら行けそうだと思ったら、情報発信してみる。

売場であったり、ポップであったり、チラシや紙媒体であったり、WEBであったり、口頭であったり、とにかく情報発信してみる。

市場との接点を増やす努力をしてみる。

新たなアイデアというのは、果たして市場性があるのかないのかは分からないのだから、

まずは情報発信してみて反応を見てみるしかないのです。だから情報発信してみる。

その数を圧倒的に増やすことだと思っています。

 

私の経験則でいうと、リサイクルショップの経営に携わっていた頃、

立ち上げ当時からすでに多くのリサイクルショップが乱立してたので、「ウチにしかない◯◯」という独自性が必要でした。

またヤフオクをはじめ、すでにWEB上での客同士の取引の機能も始まっていて、加速することは見に見えていました。

にも関わらず、わざわざ自社に来てもらえる理由はどこにあるのか?を随分と考えました。

そのヒントは、自分の幼少の頃からの消費体験を思い返すことにありました。

 

私は、店舗そのものに来る魅力を創るべきと考えました。

店舗というコストを投入する、あるいは投資をするわけですから、店舗そのものに価値がなければおかしいのではないか?と考えたわけです。

 

プロレスや映画や動物園や水族館など、楽しかった商業施設のエンターテイメント性を組み合わせることで、

「入場料を取れるくらいの店舗」

を目指そうとしました。

無論ながら、実現には至りませんでしたが、店舗コンセプトである

「わくわく・ドキドキ・大発見!の体験ができるリサイクルショップ」

という方向性を明確にしたのは、その後の上場までの展開や、人材採用や育成において、とても大きかったと思っています。

 

ご大層に書いてはいますが、当時の時流であるリサイクルビジネスと、個人の消費体験を、単に組み合わせただけです。

大きなコンセプトも組み合わせを意図したなら、そこから始まる一つ一つの店舗事例においても、

「仕事とスタッフ個人の組み合わせ」を意図して、

とりあえず実験してみた。

それを連続させてみた。

成果が出た事例を横展開してみた。

一つ一つの事例を、社内外のセミナーやブログで情報発信してみた。

という感じです。

 

要するに「組み合わせの量を増やして、情報発信してみた」というだけのことです。

 

一つのことでの圧倒量で一番にはなれなくても、

組み合わせの量と情報発信量の数を圧倒的にしようとしたという感じです。

後発のリサイクルショップとしての独自性の出し方としては、恐らく合っていたと思うし、

その後の、私の、「これからのビジネスモデルはどうあるべきか?」という課題における基礎となっているとも言えます。

 

① 一つのことの圧倒量での差ではなく、

② いくつかの組み合わせによる独自性の数の圧倒量

で自社のビジネスを考えてみると独自のビジネスの方向性が見えてくるかも知れません。

考えてみるだけだから、やってみた方がいいと私は確信しています。

 

まぁ、街中でアホ画像を撮るだけでは、単なるアホなだけだ、とも言われかねませんが(苦笑)、

やってみるだけ、編集思考が鍛えられて、ビジネス脳に活かされるとも言えば言えてしまうわけで(笑)、

まぁ、そういうことにして、自らの愚行を肯定しておくとします(笑)。

 

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