そんな面倒なことしたくなければ諦めればいいだけなんだよ。
ビンテージと思わしきアメリカの消防隊のヘルメットを見つけました。
スティーブ・マックイーン演じる「タワーリングインフェルノ」のオハラ隊長のそれに似ていて、
(映画のは白色だけど(苦笑))
これは滅多に巡り会えない代物と思って、一応被ってみました。
実際に被れるかどうかは大して重要でないにせよ、反して被ってみてマックイーンになりきれるかどうかは重要だったりします(笑)。
そんで、被ってみたら、頭がデカくて、全く被れませんでした(笑)。
顔が長くなってます(笑)。
このヘルメットが似合うように被りたければ、方法は2つしかありません。
① 頭の大きさを縮める
② ヘルメットを大きくする
どちらも面倒くさいです(苦笑)。
だから、私は購入を諦め、改めて、コレクションとしての価値があるかどうかに切り替えました。
結果、値段と相談して、購入を諦めました。
欲しいは欲しいけど、2つの選択肢の面倒なことと引き換えにしてまで欲しいか?というと、
そこまでしてまでは欲しくないと判断したわけです。
恐らくは、他人に相談しても、被りたいなら、面倒などちらかを選ぶしかないし、
面倒をしたくないなら、買うのを諦めるしかないよね、
と極めて冷静で的確な判断をすると思います。
こういうことは、誰もが選択し、判断し、得たり、諦めたり、日常的に当たり前に判断して、そして、忘れていきます。
でも、経営になると、多くの経営者はその当たり前の判断ができません。
誰もが、利益を得たい、利益を出したい、と言うし、それはそれで本気では言っています。
一定期間において、今よりも利益を上げるには、2つしか方法はありません。
① 粗利額を上げる
② コストを下げる
です。
そして、それは、ヘルメットと同様に、どちらも面倒くさいです。
口で言うのも簡単だし、知識を得るのも簡単だけど、
いざ、実際に具体的行動にまで落とし込んで、一つ一つを着手しようとすると、
かなり面倒くさいです。
そこまで面倒くさいことをして、そしてやった結果が保証されていない、そこまでしてまで、利益は得たいのか?
そういう選択に対して、判断をするだけです。
でも、欲しいヘルメットは購入を諦められるのに、
利益に関しては、何故か諦めません。
諦めないなら、面倒などちらか片方を選択して進むしかないのに、
面倒なことはしたくない、でも利益は諦めたくない。
こと、経営における利益になると、面倒なことはしなくても、利益が手に入る魔法のランプがどこかにあると信じて、
探し続ける人がとても多いことを、私は、それが不思議で不思議でしかたないのです。
粗利額を上げるか、コストを下げるか、どちらでもいいけど、
どうせやるなら楽しもう、とか、好きなことでやったろう、とか、まるで遊んでるような感覚でいよう、とか、ゲーム感覚を取り入れよう、とか、
それなら、よく分かります。
でも、楽しむ前に、好きな前に、遊び感覚の前に、ゲーム感覚の前に、
利益が欲しいなら、どちらも面倒で難関な、どちらかを選択すべきです。
利益が欲しいなら。
そんな面倒なことまでしてまで、利益が欲しくないなら、
利益を得るのは、ヘルメットを諦めるように、
諦めればいいだけです。
あぁ、それにしても、
頭を縮めるのも面倒くせぇし、
ヘルメットを大きくするのも困難だろうし、
どっちもやりたくねーけど、
あのヘルメット、似合うように被りてぇなぁ(苦笑)。