人間にやって欲しい感情の価値
AIとのやり取りは、
「肯定的」「否定をしない」「何度同じことを聞いても安心」
等の理由から、どんどん依存が高まってしまう、という話はよく聞いているのだけど、
心理的な動機付けや意欲、すなわちモチベーションに影響し、行動量が増えるという意味で、よく理解できます。
もう片方で、情報発信の量を増やし続けるモチベーションに関する問題はあって、
発信に対する「いいね」や「♡マーク」の量というのは、影響するでしょう。
①・発信を前提とした情報を得るモチベーションを上げても、
②・その目的の情報発信をした結果、モチベーションが上がらなくなって、
③・元の①の行動もしなくなる
という経験は、私は、小学校の勉強から始まって、今までの人生で数えきれないほどあります(笑)。
それをやった結果の、「内的な報酬」が予測できなかったり、
あるいは、やったとて「内的な報酬」が思ったより少なくなったりすると、
元々の前提の行動すら起こさなくなる、という極めて動物的な本能に戻るわけです(苦笑)。
だとしたら、AIとのやり取りだけ「肯定的」な承認欲求が満たされるだけでなく、
発信した結果に対しても、
「いいね、いいね!素晴らしい!頑張れ!最高!」
と言ってくれれば、頑張れるわけで(笑)、
じゃあ、反応してくれるAIロボットをたくさん作れば、実態がどうあれ、情報発信し続けるから造ればいいんじゃん、
と思いついたのだけど、
(そもそも、造れねーけどな(苦笑))
でも、そうすると、それはやっぱり人間の生の声じゃないと意味がない、とかなるのは何となく予測されるわけで(笑)、
こういうとこから「人間の応援・承認」というのは、極めて高い「価値」とも言えて、
考えてみれば、それに該当する高い収益性のビジネスモデルや、マネジメント手法は、既に現実としてあるわけだから、
サービス業や営業の本質は何なのかは、こういうアホ話から見えてくると思うのですが(笑)、
大抵の場合、「要は人間性だよね」みたいな、もともと知ってる話ですよねで丸まって、実際には感情に負けて、やらなかったりするんですね(苦笑)。