「何か面白れぇことないかなぁ」の気持ちは大事にしたい
「100人対1人の場合、量では勝てない。
でも、たった一人の発想やアイデアが100人を凌駕する可能性はある。
今のお前はそっちで行くべきだろ。」
大手アパレルメーカーから家業に戻り、業績回復に四苦八苦している時に、
経営の師匠から言われた言葉に、光が差したような気持になったことがあります。
月日が経ち、一つ分かったのは、
企画やアイデアというのは一撃必殺というものはなく、
それもまた圧倒量からしか生まれないということでした。
街に出て、店に行き、人と会い、たくさんのカケラを集めました。
中には、どうでもいいと思ったり、面倒なこと、無駄だと思えることも、たくさんたくさんありましたが、
大きなビジネスモデルから、小さな販促手法に至るまで、些細なことを組み合わせたり、置き換えたり、編集しまくったりして、
とにかくアウトプットの量を増やしまくりました。
そんことをやり続けていたら、家業を廃業してから、10年経って、株式上場させて頂きました。
どうあれ、成果の前提は「量」からということなのだろうと思います。
そう思うと、
「何か面白いことないかなぁ。」
という、
片方で、今に満足できていない渇望や、何かに対する執着とも言えるし、
片方で、アイデアのカケラを集めて新たな何かを生み出す動機とも言えるのでしょうね。
最近、心から夢中になれるような、なんか面白れぇことねぇかなぁ、と、よく思うようになっています。
社会やビジネスが、閉塞感があったり、商品もサービスも店舗も成熟しているからなのか、
歳を取ってきているからなのか、
一通りやってきたからなのか、
原因はよく分かりませんが、
湧き出る気持ちには正直にいて、いくつになっても、楽しくて、面白くて、ドキドキするようなことを見つけに行きたいと思うわけです。
あぁ、何か、面白えこと何かないかなぁ(笑)。