ツヴォイ式お絵描き060「ビル・ロビンソン」05
ビル・ロビンソンの代表技と言えば、異名にもなっている「人間風車(ダブルアーム・スープレックス)」ですが、
私的には、この「ワンハンド・バックブリーカー」の方が必殺技としての想い入れは強いですね。
どんな体制からも、ブッコ抜くように、自分の頭よりも高く抱え上げ、そうなったが最後、あっという間にそのまま重力に任せて、相手の腰を膝に叩きつけるという、観ている方まで最強悶絶技(笑)。
全日時代には、馬場・鶴田・ブッチャー・カマタといった超大型選手にもブチかまし、タイトル戦など重要な試合でも何度も相手からフォールを奪っています。
あんた一体どんな体幹やねん?(笑)
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特に、この「対アントニオ猪木」戦(1975年12月11日・蔵前国技館)での一撃はあまりに強烈で、
私の「ロビンソン・ワンハンド・バックブリーカー」史上(笑)最強の一発です。
よって、やっと、過去最高枚数を頑張って(笑)動画しました。
後年になって、何かの本で読んだことがあるのですが、
「猪木に放ったワンハンド・バックブリーカーはやり過ぎた一撃とも言え、以前、ジャック・ブリスコをこの技で後遺症になるほど腰を痛めさせてしまったこともあったが、それと同じくらいの破壊力があった。」
というような談を記憶しています。
(この技をくらった後も名勝負を展開する猪木がまたスゴイけど(笑)。)
こうして一コマ一コマを描いていくことで、改めて二つのことに気づくのは、
①物事を理解していくというのは、いかに細部にわたる分析が大事なのかが分かる(気がする(笑)。)ということ。
考えてみれば、その道のプロというのは、一つのことを聞いていくと、細かく細かく分解・分析できていて、認識できている解像度が高いのです。
細かなところまで本当によく分かっているし、細部までよく分かっている人がその道のプロと言える、
という基準があるなら、自分が長く継続して続けてきた知見や造詣を、経営やビジネスに組み合わせることで、自分や自社の独自性を創るというのは極めて有効です。
②私の中で、猪木の名勝負と言われている試合は、不思議と「責められているアントニオ猪木」の場面の方が記憶に残っていて、この「対ロビンソン」戦もそう。
猪木曰くの「風車の理論」になるのだと思うのですが、
攻守の展開しながら、相手をいかに引き出しておいて、最後は勝つ、
あるいは、試合をやればやるほどに相手がどんどん輝いていく。
結果、猪木がまた輝き続ける。相手も輝き続けて、どちらもさらに輝いていく。
この相乗効果や法則というのは、ビジネスの本質に繋がっていると思うのです。
そういう意味では、人生そのものが豊かになっていく大切な法則を、実は子供の頃からプロレスや猪木から教えてもらっていたとも言えるわけで(笑)、
自分さえ良ければそれでいい、と思っている私など(苦笑)は、なるほど、いつまで経っても良くならないと思うわけです(苦笑)。
「相手を輝かせる者が、最も輝く」
肝に銘じるだけは銘じておこうと思う、GIF動画の制作になるのでした(苦笑)。