ツヴォイ式お絵描き038「バック・トゥ・ザ・フューチャー」01
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年・アメリカ映画)は、
1985年の全世界の最高興行収入を得た大ヒット作で、私のようなオッさん世代は当然ながら、
22歳の息子も好きな映画として認識していて、世代を越えて長きにわたり愛される名作なのでしょうね。
大学生時代の夏休み、名古屋に帰省した際に映画館で観ました。
案の定、タイムスリップする時代が1955年という時代と、その街並みや当時のファッションが徹底的に忠実に再現されている前評判への、当時の私の大きな期待があったわけですが(笑)。
当時お付き合いしていた彼女が、彼女のお兄さんにチケットをもらった(買った?)そうで、ラッキー、とばかりに一緒に観に行った記憶も相まって(笑)、
私にとっても、とても思い入れの強い1980年代映画の一つです。
前評判通りの1950年代の再現性(生まれてないから知らねーけど(笑))で、
それこそカルフォルニア州ヒルバレーの街並みから、建物・店舗・内装、町ゆく人々の当時のファッションまで、何から何まで細部まで徹底されていて感動ものでしたが、
こと街並みの看板等に関しては、いかにもノスタルジーのイメージを出すために、1940年代の雰囲気を意図的に投入していたらしいですね。
1950年代がよく再現されている、などという私の認識は、いかにイメージだけで分かったようなことを語っているかですね(笑)。
記憶に残るシーンは、数えたらキリがありませんが、その中の一つがこのシーン。
主演のマイケル・J・フォックス演じる「マーティ」と、「ドク博士」が、
マーティの両親をひっつける為に、最後の策として、学校のイベントの
「魅惑の深海パーティー」
にチャンスを見出すシーン。
学生の学校イベントらしく、いかにも手描きのポスターがとてもいい感じで、いかにも1950年代のリアル校内イベントっぽくていい(笑)。
このポスターデザインに目が釘付けになった記憶があって、
そんなことばっかり観てるものだから(笑)、初回観た時には、この映画の最大テーマであり、他のタイムトラベル映画とは一線を画す、タイムパラドックスの醍醐味がさっぱり理解できずにいて(笑)、
映画を観終わった後に、当時の彼女とお茶していた時に、その意味を教えてもらうのでした(笑)。
この映画は、定期的にDVDで観返しますが、その度に、当時のアホで切なくて楽しくて甘酸っぱい記憶も同時に蘇ります(笑)。