ツヴォイ式お絵描き025「スティーブ・マックイーン 」05
日常の中の、何でもない瞬間の一コマを切り取っても、「絵」になるというのは、極めて理想なんだけど、
それは「奇をてらわない」自然体が魅力的ということで、
そんなこたぁ、やりたいと思ったところでできるわけもなく(笑)、
積み重ねてきた人生そのものが浮き彫りになるのだろうから、
私ような人生そのものが薄っぺらい人間が、自分の魅力を伝えようとしたら、「奇をてらう」しかないのですが(苦笑)、
「奇をてらう」と「自然体」でなくなるから、魅力的ではない、という、アリ地獄にはまっていくのです(苦笑)。
スティーブ・マックイーンのプライベートフォトを見ていると、
バイクレースの渦中の、ブーツの紐を解こうとしているのか、締め終わった後なのか、
そのどちらにせよ、とても魅力的な瞬間に出くわすわけで、
前後のストーリーを想像しながら、
薄っぺらい私は、同じブーツを履いたり、脱いだりする時に、
カッコ良くいたいなら、いちいち意図したり、奇をてらうしかなく、
結局、それは、カッコ悪いのだろうなと自覚するわけです(苦笑)。