「新しい」の効率的な生み出し方
仮に、凡人である私が、今のビジネスの延長戦上には未来がない、と思って、
何か新しい商品・サービスを作ろうとしたとします。
新しい商品・サービスを作ろうとする時というのは、「新しい」というキーワード故に、
「新しい」に思考が働いてしまいます。
ところが、もう片方で、
何もないところから、新しい商品やサービスをつくったとしても、
「そもそも、まだ何者でもないあなたから、誰も買いませんよ。」
という、残酷な現実にも、目を背けてはいけないというジレンマが発生します。
となると、
他の人よりも精通していたり、時間とお金をかけてやってきた結果である、
「今やっていること」「今までやってきた」
ことから、発生する「新しい」をいかに見つけていくか?ということが、
最も早くて成功確率の高い「新しい」になる可能性が高いということになります。
「新しい」というのは、「新しくないところから生まれる」という、
境目がよく分からない禅問答のようなグラデーションの中から生まれるものだと私は思っています。
それが、仮に、これまでの自分のやってきたこと、
仕事で努力してきたことはもちろんでしょうが、
プライベートや趣味や、
喜びや、解決しようと全力を尽くしている何か、
あるいは、涙が溢れるような感動体験・・・・・、
すなわち、人生そのものに対して、
誰かが勝手に価値を見出してくれることにこそ、
自分では気づいていない「新しい」があるとしたら、
それは、新たな商品・サービスの開発コストも、新たな顧客開拓コストも、かからない、
最も効率の良い「新しい」ものが生まれるということになります。
ここをよくよく考えた方がいいと私は考えています。
情報発信に対して何を意図すべきか?
の根幹にあたるところだと思っています。