どの状態で入った人を、どの状態にして返すか?
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商売の基本中の基本は、
「不機嫌で入ってきた人を、機嫌良くなって帰ってもらうこと。」
と聞いたことがあって、なるほどなぁと思ったことがあります。
置き換えれば、
気分の悪い人を、気持ちよくなって帰ってもらうこと。
悩みを抱えた人を、スッキリして帰ってもらうこと。
問題を抱えた人を、問題解決して帰ってもらうこと。
不便を感じている人を、便利にして帰ってもらうこと。
不満を抱えている人を、満足して帰ってもらうこと。
楽しくない人を、楽しくなって帰ってもらうこと。
面白くないと思っている人を、面白くして帰ってもらうこと。
やり方が分からない人を、やり方を明確にして帰ってもらうこと。
何を行動していいか分からない人を、行動を始められるようにして帰ってもらうこと。
希望がない人に、希望をもって帰ってもらうこと。
まぁ、色々と出てくるわけですが、果たして自分は、
「■■で入ってきた人を、◯◯にして帰ってもらう」
ことができるのか?を、事前に考えて想定しておくか、
あるいは、今までを振り返ってみて、後付けで自覚しておくか、
思考しておくことは大事ですね。
これは、どの業種業態であれ、何屋さんであれ、
ビジネスの大きな要素の人の動機を促進する上で重要ですが、
ついつい、いざ考えるとなると、商品・サービスに目が向いて、忘れがちです。
忘れると、売れる人になりません。
売れる人がいないと、何を扱っていても、売れません。
まぁ、当然ですが。
当然なんだけど、ついつい「商品・サービスのみ」に頼ってしまう。
商品・サービスは必須ですが、問題は「商品・サービスのみ」に頼ることです。
それで上手く行っていればいいのでしょうが、
上手く行っていないのだから、別の切り口や視点が必要です。
恐らく、それが、挨拶とか、顔つきとか、所作とか、人との関わり方とか、
ひいては、外装も内装も、看板も店内装飾も、一つ一つの色も、
アウトプットする一つ一つの行動やパーツを意図することになります。
決められたフォーマットの、挨拶とか言葉使いを記憶したり、
行動の型を身体で覚えることは、比較的簡単にできますが、
そもそも論を考える力は、新しいビジネスや事業を始めようとする時に、特に必要で、
自分で自分を理解しておいた方が、その後がスムーズなようです。
そもそも、自分という人間は、
人を明るくすることが得意な人なのでしょうか?
人を落ち着かせることが得意な人なのでしょうか?
人を癒すことが得意な人なのでしょうか?
人をやる気にさせることが得意な人なのでしょうか?
それは、今までの自分の記憶を振り返ってみたり、
他人からの肯定的な評価を今一度思い出してみたり、
そのあたりがヒントになるでしょうね。
私の知る限り、成果を出している人を見ていると、
共通点は、最初の設計段階が明確な人が多いです。
迷いがない分、実践段階であちこち目移りすることなく、結果、効率化してますね。
脳が悪い私には、そもそも、それを考えること自体が問題だったりするわけですが(苦笑)。
というか、調子にのって何かやらかすと、ドンドン人がなる離れていくので、どうしようもないわけですが(苦笑)。
じゃあ、どうすりゃえぇねん(笑)。
諦めるか、まだもがくか、その選択があるだけです(笑)。