ビジネスは「編集力」と「伝える力」が二本軸
他人の差し出すものが、自分にとっても価値があって、
自分から差し出せるものが、相手にとって価値があれば、
それが互いに生活していく関係をつくる上で最も理想的と言えます。
その昔は、他人が時間をかけて射止めた獣と、自分が時間をかけて取った魚を交換しあって生活していたそうです。
獣や魚や穀物や貝や、生きる為に様々なものを交換しあっていたそうです。
直接交換し合うよりも、効率的に交換会が成立しやすいように、純度が高く、変形と再構築がしやすい「金」が使われるようになって、
それが「金本位制の時代」というらしいですね。
そこからまた月日が経って、「金」から派生して「貨幣」になって、それが現代の「お金」ということになった。
ビジネスの原則といわれる、
「全てのビジネスは価値と価値の交換である」
という概念は、もともとは、「商品と商品の交換」ということであり、
現代では「商品とお金の交換」ということになっています。
商品というのは「原材料+道具+労働時間」を組み合わせたトータルになります。
誰かの商品に価値を感じれば、それに見合う「お金」を払って、その商品やサービスを手に入れるということになるわけです。
ビジネスにおける「価値と価値の交換」というのは、言い換えると、
「自分の商品と、他人のお金の交換」ということになりますね。
まぁ、当然の話なわけで、ビジネスの現場で、
お金を貰えないのに、商品を渡す人はいないでしょうし、
欲しい商品もないのに、相手にお金だけ渡して帰ってくる人もいませんもんね(笑)。
自分が売り手側の立場で、この交換が成立しないということは、
自分は価値があると思っているけど、他人から見たら価値がない、ということになります。
他人が自分のお金を払ってでも欲しいと認識している商品・サービスがたくさんあればいいですが、
商品・サービスが満ち足りている時代になってしまったわけで、
「じゃあ、どうしたらいいのか?」というのが今の時代と言えますね。
中傷零細個人企業は、大企業に比べて「お金」がないわけだから、
商品の中の「原材料」と「道具」を仕入れる段階で、大手よりも一つ当たりを高く買わなきゃいけないわけだから、その時点で不利と言えます。
だから、大手と同じことやっちゃいけないとか言うんでしょうね。
だから、どこに価値を見出すかと言うと、
「原材料」と「道具」をどう組み合わせたら、誰が喜んでくれるのか?どんな嬉しさや楽しさや幸せが予測されるのか?を、ちゃんと考えることになると思うわけです。
私は、それを「企画力」と呼んでいます。
持っている金額や、物資の量、そして、人数の多さでは大手には絶対叶いませんが、
たった一人の企画力が、1,000人の企画力を越える可能性はまだあるわけです。
可能性があるかどうかは、考えてみた企画が他人からみて価値として認められるかどうかですから、
それにはまずは他人に伝えてみないと分からない。
だから、情報発信は必要だということです。
ダラダラ書いてきたことを要約すると、
「組み合わせ」と「情報発信」の2つになります。
それを言い換えると、
「編集力」と「伝える力」になるわけで、
だから、私のセミナーの基本軸は、
①「編集力」
②「伝える力」
の2つが必ず入ります。
ということを書いていますが、なんでかというと、河童と一緒に撮った2枚のアホ画像を、さも意図いたかのように出したかったからなわけで(苦笑)、
こうして書きながら、極めて不効率なことやってんなと、今気づいた次第です(苦笑)。
まぁ、簡単に「編集力」と「伝える力」と言っても、それがビジネスに繋がるかどうかになると、一人一人やり方が違うでしょうから、
それを実際にやってみるのは、セミナーや塾や個別コンサルで一緒に探求してみたいなと考えているところです。
この2つは、努力の領域で何とかなると、私は思っています。