変わる街に宿る「らしさ」は人の中
- カテゴリー:
- 坪井の日常
- 坪井式マーケティング
2つほどの義理と用事と興味で、京阪電車に乗って、スンゲー久しぶりに大阪は「枚方市駅」に降りました。
枚方は庶民的なイメージが強かったんだったけど、
「蔦屋書店」最新型の生活提案型の「TーSTYLE」って洒落た都会的商業施設ができてたりして、驚きました。
私は、代官山でしかこの業態は見たことなくて、てっきり蔦屋書店の唯一のフラッグショップとかイメージショップだとばかり思っていましたが、いまや全国に展開して行っているのですね。
着いた時は晴れてたんだけど、帰る途中からパラパラと雨が降り始めて、
そしたら、この街って、何か妙に雨が似合うなぁ、と(笑)。
実は、枚方方面に行き来する京阪電車には、ちょっとした思い出があって、京阪電車に揺られて枚方市駅に降りると、何だかちょっと切なくなるのです(笑)。
「切なさ」と、「不意に降り始める小雨」って、何だか妙にリンクしません?(笑)
なんか「小雨降る枚方市駅」なんて、曲が確かあったんじゃないか?(笑)と、
勝手に過去を錯覚してしまうほどです(笑)。
日本あちこちどこに行っても、同じ屋号や、看板や、同じような商業施設になってて、
それは、「らしさ」がなくなって面白くないとも言えるけど、
でも、街か変わっていくといというのは、基本的にはより良くなっていくということで、便利になったり、豊かになったり、快適になったりと、新たに素敵な生活になっていくのだから、いいことではあると思うのですね。
でも、どんなに最新型になっていっても、私は私で勝手に「小雨降る枚方市駅」がずっとずっと心に宿っているのだから(笑)、
実は、その街の「らしさ」ですら、個人の中に宿っているのでしょう。
そう思うのです。
そんなことを考えながら、素敵な二階建て車両の特急・淀屋橋行きの京阪電車に乗り込むのでした。
あぁ、切ない(笑)。