「普通×普通=異常」の公式は成立するか?
冬場の革ジャンを着ているのはいたって普通だし、露天風呂で素っ裸でいるのは全く普通ですが、冬場の露天風呂で革ジャンだけ羽織っていると恐ろしく「異常」に見えます(笑)。
個人的には、普通と普通が掛け合わさると異常になるという「普通×普通=異常」という公式が成立するかどうかの実験のつもりです(笑)。
いや、マジで(笑)。
自分は個性的ではないので、個性を発信するにはどうしたらいいのか?と聞かれることがあるのですが、そもそも個性なんてもんは人一人に一つづつあるものですから、そのまま生きてるだけで十分個性的なわけで、よって自分の日常や思考や主張を発信していれば、個人の個性というのは十分成立します。
ただ、意図的に逸脱するような個性を発揮したいと思っても、なかなか自分では発揮の仕方が分からないというのであれば、日常の中の普通と普通を一般ではあり得ないだろう組み合わせをしてみることで、他人からは個性的と認知される可能性は十分にあります。
一回や二回程度なら、本来の自分ではない奇抜なことや、突飛な発信をすることはできますが、問題は継続できるかどうかです。
人は、その人の一貫した行動の連続の中から、その人らしさというものを認識します。
一貫した行動をストレスなく続けるということに最も適しているのは、その人にとっての普通の日常に他なりません。
よって、「普通×普通=異常」の論法が成立するかどうかの実験となるわけですね(笑)。
私が「この人は恐ろしく個性的だなぁ。」と思える人の共通点は、皆、その人の中では極めて普通だと思って普通に行動しているということです(笑)。
ただし、共通している卓越している能力もあって、それが「編集力=組み合わせの力」です。
受信する情報が同じでも、元々その人の頭の中にある全く別の情報が巧みに組み合わさって、まるで別のもののように発信されます。
ビジネスという枠の中では、こういう人の方が個性的という印象になっていやすい。
逆に「個性的」でいたいと頑張る人ほど無理が見えて、違和感があったり、続かなかったりする傾向があります。
まずはそのままで十分個性的であると認識して、主義主張・日常・趣味嗜好・そして顔面を発信すべきで、次に、日常の中の何かと何かを組み合わせて異常値を意識してみるというのが、実験としては面白いのではないか?と考えているところです。
それでも、まだなお、自分を出したくないという人はたくさんいて、そういう人は、余程の超大手で会社名を名乗るだけで社会の中で圧倒的な信頼を勝ち得ているとか、何もしなくても売れ続けるだけの製品に恵まれているとか、そういう環境にいない限りは、これからのビジネスは難しいでしょうね。
私はそう考えていいます。
大丈夫です。余程のことやっても大丈夫です。
だって、露天風呂でフルちん丸出しで革ジャン着てる画像を一度のみならず、何度もブログで出しても、先日の100名に及ぶ講演の際に、私のことを知っている人は誰もいませんでしたから(笑)。
先日の講演で「でしょ?」と、そんなようなことをお話ししました。