まずは独自化すべきと心得るべきである

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これからのビジネスの前提として、企業も人も独自化していくことは益々必要になってくると思っています。

思っているというより、確信に近いと言うか、全国民がそうなれたら何て素敵な世の中になるんだろう、と標榜しています。

人は本来、一人に一つづつかけがえのない価値があります。

正確に言うと、あるはずと信じていると言った方がいいでしょうか?

私が、そう信じているだけですから。

 

人社会で生きていく以上、チームワークや調和は、これも必要でしょう。

しかし、資本主義社会のビジネスが前提である以上、現実的には売上や収益が思うように上がるかどうか、自身が豊かさを実感できる範囲の十分なお金や資産が得られるかどうか、ということからは、どんなに美麗語句を並べたところで避けられません。

よって、私は、ビジネス前提である以上、チームワークや調和は2時的要素だと一旦割り切ることにしています。

じゃないと優先順位として分かりにくくなる。

確かに、どちらも大事だけど、現実にはどちらか一方からしか始められないのだから、優先を決める上で一旦決めておく必要がある。

「要するに、どちらも大事なんだよ。」というのは、評論であり大論であって、実践者として求められる回答ではなく、どっちも大事なんてなのは何も決めていないのと同じ。

そういう意味で、私は、これからのビジネスの前提は「独自化」だと考えているということです。

 

もしかしたら、大企業に従事している人には必要がないのかも知れません。

大企業というのは企業そのものが独自化しているので、従事している人にとってはそもそも独自化している企業に文字通り従事しているだけで一定の保証があるわけですし、資本家や経営者にとっても、個人が考える独自化などされるよりも既に独自化されたものを徹底遂行された方がいいに決まっているから。

しかし、肝心の企業そのものの業績が悪くなったり、倒産したり廃業したり、解雇されたり、何らかの事情で辞めたり・・・・、そうなったら、誰もあなたのことを優先的になど考えてはくれません。

せいぜい時間がある時に思い出して心配する程度です。

それは、冷たいとか、そういうことじゃなくて、それが普通で、そういうものなだけなのです。

多くの経営者は「社員の成長の為」とか「社員の成長が一番嬉しい」とか言うには言います。

そして、それは嘘ではなく本音であり本心であるとは思います。

しかし、「社員」が前提であり「人」ではありません。

要は、「社員でなくなったら、あんたの成長なんて知らないよ。だって労働者が成長して労働力が上がった方が利益が出て資本が大きくなるのがそもそも社長の成長の前提なんだもん。そこらへんに歩いてる関係ない奴になるんだったら成長なんて関係ないじゃん。知らねーよ。」ということです。

これを読んで苦笑いする経営者の方もいるでしょうし、「そうじゃない!」と怒る方もいるかも知れません。

後者の方は、その思いはあるかもれないけど、辞めた社員に、続いている社員と同じような、成長に関する機会を作れるかと言えば現実にはできないのです。

できると言うなら、それは社員に対する成長機会そのものに価値がないということになる(苦笑)。

そういうことです。

 

もし、個人として、そうなった時にあなたならどうするのでしょうか?

自分で何かを起こすにしても、再就職するにしても、世の中から「誰かがお金を払ってでも選ばれる」だけの価値=独自性がなければ、選んではもらえないということになります。

不景気だろうが好景気だろうが、デフレだろうとインフレだろうと、要は「選ばれるか、選ばれないか?」ポイントはそれだけです。

誰かから選ばれるだけの理由が自分のどこにあるのか?

それを認識して、伝えなければ、選ばれることはありません。

こういった価値観が私に強いのは、私が現実に、社員でいたり、家業廃業や、こうして無職を経験しながら、何とか生かして頂けている経験があるからなのかも知れません。

よって、やはり、私はビジネスに関わる人は、誰しもが自身の独自化とは何なのか?を追求していくことは、特にこれからの時代、必須だと考えているということです。

 

「一人からしか始められない。一人では何もできない。」

ビジネスの原理原則の一つでもあるこの言葉も、まずは最初は「一人から」なのです。

 

今回、私は「短パン社長」という方(笑)と、初めて2人一緒に講演させて頂きました。

2人が揃い立つ時の最大のリスクは、「短パンさんや、ツヴォイさんだからできるんでしょ?」という声が出かねないということです。

ご参加下さった多くの方は、1日を通して、2人が伝えたかったことをしっかり受け取って頂けたようで、本当に嬉しく思っています。

今にして思えば、

①自身の独自性とは何なのか、をいかに探求するか?

②それをいかに伝えていくか?

③それは誰が嬉しいのか?伝える相手をそもそも認識しているか?

の3要素を、あの手この手、自分がやってきたことでアホ丸出しで伝えていたように思います。

 

次の要素、調和とかチームワークとか、そういうことになるわけですが・・・・、

果たして独自性を追求していく過程の2人は、同じ場所・場面で調和したりチームワークというものを体現せしめたかどうか?

これは、もう、ゲロ吐きそうになるくらいの(笑)1日を体験してみた方に委ねるしかないわけですが(苦笑)・・・・、

ただ、終わってみて、撮って頂いた膨大な数の画像の中の、上の一枚を見ながら、独自性を個々が追求しても、ちゃんと調和して融合できるんだろう、ということをフと実感するわけでした(笑)。

 

取材も兼ねてご参加頂いた「商業界」笹井編集長もFBに書かれていましたが、

なぜ「短パン+ツヴォイ」でなく「短パン×ツヴォイ」だったのか・・・?

そのヒントや要素は、たった一枚の画像の中にあるような気がします。

まずは、一人一人が勝手に我が道を進むべく努力すれば良い。

他者と同じ方向性や根幹を調和できるキャパを持てば良い。

そして、調和した時に、「+」でなく、「×」の破壊力を目指せば良い。

そう思うのです。

 

だとすると、私は、やはり、まず、全ての人が独自化すべきと、冒頭の結論とも言える文言に戻るのです。

まずは独自化せよ。必ずできる。
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