私が規定している「考える」に必要な3要素
先日の名古屋セミナーの様子です。
エクササイズと称して、簡単というか、適当というか(苦笑)、いくつかの質問をして、皆さんに色々と書き出してもらいました。
やっといてもらって、私は自撮りして遊んでましたけど(苦笑)。
「ビジネスにおける独自の価値」というのは、「ビジネス」と「独自の価値」の二つの要素があるわけで、
それぞれに定義があって然るべきで、それは、「その人にとってのビジネス」であり、「その人の独自性」です。
よって、「独自の価値」を主題においたビジネスセミナーを前提に喋っておきながら、喋っている私がいきなり無責任のようですが(苦笑)、
「自分のビジネスをこれからどうしていったらいいのか?」という問いに対して、私には分かりません。
なぜなら、答えは明快で、「私はあなたではないから」です。
もちろん、「考え方のヒント」や、「努力の方向性」をお伝えすることはできまし、
「世の中の流れ」「業界動向」「市場動向」といった他人の集合体のエネルギーがどこに向かっているのか?、
また、「自分と他人の違いはどこにあって、何が自分にしかない価値なのか?」といった両側面からの分析といった、最低限のやることなど、言うには言えますが、
「独自のビジネス」なのだから、いけるかどうか一番確率の高そうなところに仮説を立てて、リスクを張って実践してみることができるのは、
結局はその本人だけなのです。
じゃなきゃ、そもそも「独自」にならない(笑)。
要するに「自分の人生くらい自分でまずは考えろ」ということです。
しかしながら、この「考える」ということがなかなかできません。
そもそも人間の脳というのは省エネ思考でできているらしく、何もなければ、できるだけ考えないように考えないようにとする方へ動くらしい。
最も疲れるのは脳を使うことらしいですね。
グウタラの私なんかは特にそうで(苦笑)、私が真剣に考える時というのは、
① どうしても、やりたくてやりたくてやりたくてしかたなくて、何とかそれを叶えようとする時、か
② 考えることなんてしたくないけど、考えざるを得ないほど追い詰められた時、
の二つくらいで、しかも私が「考える」なんてクソ面倒なことをわざわざするのは後者の方がほとんどです(苦笑)。
高い志とか、大きな夢や、大それたビジョンとか、人生をかけた決意なんてのは、一応は口ではそれなりに言えても、それも向かって日夜本気で「考える」なんてことはありません(苦笑)。
グウタラなのです(苦笑)。
「自分のビジネスの価値創造」は、まずはちゃんと「考える」ことから始めないと、何も生まれません。
そこまでは、私も分かっているのです。
分かっていても、でも、考えない。考えたくない。
なぜなら、面倒くさいし、疲れるから(笑)。
だから考えない。考えないから何も生まれない。独自の価値など生まれない、のです(苦笑)。
でも、それじゃあこれからの時代、それじゃあヤバいぞと、一応私でも思ってはいるわけで(苦笑)、
考え得ざるを得なかった時のことをよくよく思い出してみると、そこには一定の要素があって、それは、
① 考える時間
② 考える場
③ 考える質問
の三つで、「考える」時にはこの三つが経験上不可欠だと仮説を立てています。
「考えろ」と言う言葉は、言われる時も、いう時も横行します。
しかし、人に「よく、考えろ。」と言われて「はい、よく考えます。」と言って、実際に考えたことは私はないし(苦笑)、
あるいは、「それは自分でよく考えろ。」と誰かに言って、「はい、分かりました。」と言うものの、ちゃんと考えてきた奴はほとんどいません(笑)。
「考える」なんて大枠のことを言われても、言っても、広すぎて何をどうやったら「考える」ことになるのか?なんてのは、「考えろ」なんて言葉だけでは分からないのだと私は思うのです(笑)。
そういう私の経験則から、ほとんどの人も同じなのではないか?と思い、
というわけで、特にこの日は4.5時間という長時間を頂けたので、いつもより多くのワークというかエクササイズを盛り込んでみました。
そもそも、「人は自分の話は聞いて欲しいけど、人の話なんて聞きたくない生き物」だと思っているし(笑)、
「人は教えられたくなくて、自分で気づきたい生き物」だと思っているし(笑)、
何よりも、プロの映画やライブでさえ、2時間枠がほとんどなのに、無職の私のクソ話など4.5時間も一方的に聞きたい人など世の中にいるわけがない(苦笑)。
なので、できる限り皆さんに、すぐ書けそうな質問をしては書き出してもらい、それを伝え合うという形式をやらせて頂きました。
「質問」といっても、そんな御大層なもんじゃなく、思いつきもはなはだしい(笑)、誰でもすぐ書ける「好き」なことや「趣味」のこと、あるいは「経歴」とかそういうものです。
人は「未来」のことはなかなか想定できません。
でも、自分の「好き」なことや「趣味」、あるいは過去起こった出来事というのはすぐに出しやすいのです。
んで、やってみたのですが・・・・・・・、
しかし、まぁ、これが予想以上に盛り上がってしまって(笑)、結局、準備したスライドは4.5時間あっても、まったく進まないことになってしまうわけですが(笑)。
だけど、一方的に喋りまくっても、どうせ横道にそれまくって、全部は出せなかっただろうから(笑)、
この日しか絶対にできなかった何かが生まれたと言えば、そうなるわけで、それがライブの価値だと思っていますから(笑)。
でも、まぁ、参加された皆さんの姿から、
「考える」→「書き出す」→「伝える」→「気づく」
という法則を始め、距離感や関係性、あるいは場の概念に至る様々なことまで「なるほどなぁ。」と私が気づかせて頂くことが多々あって、
「時間」と「場」と「質問」を作った側の私が、皆さんから勉強させて頂くのでした(笑)。
「時間」と「場」は、自分でも作ろうと思えば作れるでしょうが、
「質問」については、質問する側の一定の意図が問われるので、伝える側としてはここがやっぱり大事なんだろうと思います。
このあたりは次にまた書ければいいかなぁ、とは思っていますが、
いかんせん「考える」のが私は嫌いなので(笑)、どうなるかは分かりません(苦笑)。
とりあえずは、
① 考える時間
② 考える場
③ 考える質問
を考えたいと思います(笑)。