2歳の純粋な輝きにライブの価値を教えられる

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書籍には書籍でしか得られない学び方があり、ライブではライブでしか得られない学びがあります。

今回、「エクスマ・セミナーIN小樽」で、私の講演で、講演者である私自身がライブならではの大切なことを教えてくれ、講演に命を吹き込んでくれたのは、こいつでした(笑)。

会場主でもあり友人でもある「三代目」こと「おたる政寿司」常務・中村圭助氏の次男の「カイト」君(2歳)です。

「カイト」君には、生まれて2ヶ月になる「リクト」君という弟ができて、一丁前に(笑)お兄ちゃんになったばかりです。

彼は、前日の会場打ち合わせに付き合って(笑)くれました。

会った時はなかなか近寄ってこなかったのですが、慣れてくると「チュヴォイさん・・・」と言いながらローキックかましてくる奴です(笑)。

音響や映像のチェックをする中、スライドチェックの際に私のパワポにはウルトラマンや仮面ライダーが出てくるのですが、そこでは反応そこそこの「カイト」君(笑)だったのですが(苦笑)、最後のスライドのこの場面・・・・・・・、

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スティーブ・マックイーンの遺作「ハンター」のラストシーン・・・・、彼女の子供が車の中で生まれそうになってしまい、病院に駆け込みながらも、車の中で無事生まれまるラストシーンです。

マックイーンの闘う男のトレードマークのMA-1と、でも最後はそのMA-1で優しく包まれる赤ちゃんとの対比が「剛優兼備」の男の魅力を見事に表現されてて印象的な名場面。

このシーンが出てきた途端、

「カイト」君が、それまでの動きをぴたりと止め、「リク・・・・・、リク・・・・・・。」と言いながら、目を輝かせて、スライドを指さして反応したんですね。

スクリーンの赤ちゃんが、まるで弟の「リクト」君に見えたんですね。

 

その瞬間がね、あぁ何だかとってもいいなぁ、と心に残ったんです。

「カイト」君にはウルトラマンや仮面ライダーよりも、もっとリアルで大切で嬉しいものがあって、それが分かってるんだろうなぁ、って。

セミナーのこととか、私の意図してることとか、そんなこと分かる訳がない2歳の男の子でも、ちゃんとその場で自分の大切な何かを感じることができるんだろうな、と。

 

う~ん、何かね、文章にすると難しいんですが・・・・、人様にお金を頂いて、人様にわざわざ来て頂いて、人様の前でお話する立場になってきた昨今において、全力で準備はするものの、そこには完璧なんてのはなくて、どんなに準備してもキリがないんですね。

それでも、せっかく来ていただいた方々に「来て良かった。」と言って頂けるようにしなくちゃいけない、っていう気負いというかプレッシャーからはずっと逃れられなかったんですね。

特に今回は、藤村先生・短パン社長と3人で初のセミナーだったし、「小樽」というブランドも合わさって、本土からも多くの方が来てくださっていて、絶対に外せないなという気持ちが高ぶっていたはずですからね。

でも「カイト」君のリアクションを見た時に、「あぁ、そうか、観ている人は観ている人でちゃんと自分の視点で大事なことに気づくんだ。俺もそうだったよな。」とフと思ったんですね。

 

ライブの価値というのは、発信手だけに委ねられるものでもない。その日、その場、そして集った人一人一人の掛け替えのない瞬間の連続が創り出すものです。

いつの間にか忘れていたようなことを、「おいおい、そんなに奢るなよ。」と教えてくれたのは2歳の「カイト」君だったのです。

だから、もちろん全力で準備はするけど、必要以上の気負いを持つ必要なんてなくて、ちゃんと素直に自分にさせて頂けることを全力で伝えればいい、参加する皆さんを信じればいい、と肩の力が抜けたんです。

そう、参加する皆さんを信じること。

そして、理屈や言葉や知識を越えて感じること。

ライブにおけるこの大切なことを「カイト」君は教えてくれて、お陰様で、当日は私が紛れもない私をお伝えすることができたと自負しています。

もし、参加者の皆さんの中で、私の講演が心に響く方がいらっしゃったとしたら、それは紛れもなく「カイト」君のお手柄です(笑)。

カイト、ありがとな。

また会いに行くから、その時も一緒に遊ぼうな。

お礼に、今度はホントの「変顔」のやり方教えてやるからな(笑)。

「カイト」また会おうな~。
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