「自明の理」を言う人は選択していない
「登るのが大事だ」
「下るのが大事だ」
「止まるのが大事だ」
って、
「今はどれが大事なんですか?」
「全部大事だ。要はバランスだ。」
って、「自明の理」だけを言う人は、何も決めていないのと同じじゃん、と私は思ってしまいます(笑)。
こういう例は、聞けば、誰でも、笑い話のように理解すますが、
しかし、現実には、
「売上を上げろ」「粗利率を上げろ」「コストを下げろ」
「新規客を増やせ」「既存客を減らすな」
「単価を上げろ」「客数は減らすな」
と、全部が欲しくて、全部を言って、何も進まない人は多いですね。
そりゃ、分かり切っているリスクは誰もが取りたくないですから。
何かを選択するというのは、どのリスクを取るか、ということなのでしょう。
まぁ、ここまで、頭では分かっていても、
私は、両手にオモチャを持って、どっちも欲しいと泣きわめく子供なので(苦笑)、
どのリスクも取りたくない代わりに、
成果が上がらないというリスクを、図らずとも取っていますがね(笑)。