気にしているのは本人だけ、というのが正しい気がしてならない(笑)
サングラスって、買おうかどうか迷ってる時に、いわゆる試着して鏡を見てみるんだけど、
この時、自分からは外側の色とか透明度とかが、どう見えるのかは、そりゃ分かるんだけど、
他人から自分がどう見えるのかは、どんなに鏡を見ても当然分からないから、
自撮りしてもいいなら、こうして自撮りしてから、カメラロール画像で確認してみて、
それで、「うん、カッコいい。」とか「おっ、結構似合うじゃん。」とか自画自賛して(笑)、
それらの過程を越えて購入という結果に至るわけで、
そういう意味では、サングラスというのは、私にとっては購入に至る工程が洋服なんかよりも一つ多いアイテムになるんだなぁ、
なんてことを思いながら、
でも、ちょっと待てよ、
慎重に、一つの工程を増やして、自分ってカッコいいとか、似合うじゃんとか、そう自覚して購入したり、
逆に、これは似合わないから買うのをやめとこう、と意思決定したり、
そういうことまでして、「自分が他人からどう見られるか?」ということに、
人生の中の相当に多くの時間と労力をかけていながらにして、
「サングラスをかけている自分が他人からどう見えるか?」
の前に、
「果たして、自分のことなんて、一体どこの誰が気にしているのか?」
という「そもそも」論という問題があって、
じゃあ、自分がサングラスなんて、かけてようと、かけていなかろうと、誰も見てないのだから、別にどぉだっていいじゃんね?
買わなくていいじゃんね?
周りからどうみられるかなんて、どぉでもいいじゃんね?
素っ裸でフルチンで歩いたっていいじゃんね?
となるかと言うと、
誰もが、そうは割り切れないわけで(笑)、
実は、こういうところに、これからの消費のヒントがあるような気がしてならない(笑)。
当人は、自分で自分がより良く見えるか?あるいは、自分が他人からより良く見えるか?
という二側面から鏡を見て必死になって、人生時間を使っているのだけど、
ほとんどの他人は、
「いやいや、あんた、何付けても、何着ても、本人が気にしてるほど、変わんねーし、むしろ滑稽だし、何をどうしたって似合ってねーし、
いや、そもそも、誰もあんたのことなんて、そこまで興味なんて持ってねーし、よって、見てねーし。」
と思っているのかもしれないけど(笑)、
でも、そういう本音は、あまりに露骨過ぎて(笑)、人間関係ブっ壊したり、悲しまれたり、悪者になんて誰もなりたくないから、
そんなことは、選んでる本人には誰も言わなくて、いい気になってるのは本人限り(笑)、
ってのが、ほとんどなんじゃねーか?と思えたりすることもあるわけで(笑)、
でも、ほとんどの人は、いざ、自分のこととなると、こうして、何度も試着したり、何回も鏡を見て、何度も確認して、
購入するか、しないか、の選択を、人生の貴重な時間と労力をかけてるわけで(笑)、
そういう、論理や理性だけではない、人間としての情動とか心理というやつは、一体何者なのだろう?
と、自撮りした自分のマヌケ面を改めて見るほどに、考えるのだけれど、
分かっていても、何度も試着しては鏡を見ている自分は可愛いな、と思うのでした(苦笑)。