北陸へと続く道は「大滝詠一」色に染まる
石川県へと向かう松林克っちゃんの車の中は、
「大滝詠一」色に染まっています(笑)。
彼は、過去の名作アルバム〜最新アルバムの「DEBUT AGAIN」まで、全て持ってます(笑)。
よって、包まれています(笑)。
松林さんは、大滝詠一と山下達郎と、そして、藤村正宏先生が何より大好きで(笑)、
その気持ちは、彼の音楽的センスを知るに、痛いほど分かる気がします。
80年代のまだ高校生の頃・・・・、
多感で、純粋で、切なくて、虚ろで、曖昧で、淡くて、儚くて、・・・・、
色んな色が見つかっては、見つけたと思ったら、オボロげなままに混ざり合っては、耐え難いほどの一瞬だけの色になって・・・、
みたいな(笑)あの頃から、だんだんと大人になって、色んなことを覚えながら、そしていつの間にか今に至っていまうまでの様々な想いと郷愁に浸りながらの時間です。
懐かしいながら、「大滝詠一」には、懐かしさを代表するような琥珀色ではなくて、
「ペパーミント・ブルー」の色が気分です。
いや、あるのか、ないのか、見たことあるのか、ないのか、実はどの色なのか、ホントは分からない、
というような感覚になります。
季節も曖昧な時季がいい。
冬から春へ、春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へという感じの曖昧な季節に聴くのがいい。
古いんだけど近未来、懐かしいんだけど新しい、そんな虚ろで曖昧な感覚に陥る感じがとてもいい。
私にとっては、そういう感覚なんですね。
音楽には不思議な力があって、
高速道路を走っていても、窓の外は「ペパーミント・ブルー」色に染まっています。
ただ、一つ・・・・、
松林さんの、強烈な「絶壁刈り上げ後頭部」が全てをぶち壊しているのに気づいてしまうでは・・・・(苦笑)。