ビジネスをデザインするというのはどういうことか?

講演のお仕事で、東京へ行こうと、久しぶりの新幹線と思ったら、なんか知らんけど、1時間遅れだとさ(苦笑)。

まぁ、そんだけなんだけどね(笑)。

 

こういうことがあるから、スケジュールのパツパツはできるだけ回避して、気持ちにも時間にも余裕が持てるのが理想なわけで、

講演するのは明日だから、特に慌てたり、連絡したり、ドタバタしなくて良かったとも言えます。

 

でも、もう片方で見ると、

講演時間が仮に1時間で、講演料が12万円だとした場合、(ここでは分かりやすく)、

私の労働の時給は、1時間12万円となるわけですが、

余裕をもって前日入りして、講演をして、翌日帰ったとすると、

講演している2時間以外は生産性がなく、すなわち売上はゼロ円となるわけですね。

労働している時間の時給12万円と考えると、一見相当に高いように思えたりもしますが、

仮に1日10時間を働くとすると、3日で30時間の総労働時間となるわけだから、

120,000円/30時間で、私の時給は4,000円という計算になって、

そうすると、私は実質1時間4,000円で講演したという計算になるわけですね。

 

仮に、余裕など持たずに、当日入りして、当日帰ってきたとしたら、

120,000円/10時間で、私の講演料としての時給は12,000円というとになります。

 

仮に一泊2日で仕事したとしたら、私の講演料は1時間6,000円ということになりますね。

 

これを日給計算にしてみると、1日なら日当12万円。

2日なら日当6万円、3日なら日当4万円の人ということになります。

 

そんなどうでもいい算数をして、何が言いたいかと言うと(笑)、

仕事をしていく上で、今と同じ売上や収入の上で、

今よりも時間的な余裕を持ちたいと思うなら、時間当たりの単価の高い仕事にして行かねばならないということです。

 

逆に、今の労働時間のままで、もっと売上や収入を増やしたいというのであっても、時間当たりの単価を高くして行かねばならないことに変わりはありません。

 

同じ月の売上300万円でも、

一日10万円で30日働きますか?

一日20万円で15日働きますか?

一日30万円で10日働きますか?

という、最初の基本構想によって、実際にやらねばならないことがまるで違ってきます。

まず、対象顧客像がまるで違いますね。

 

平たく言えば、月10万円払える人か、20万円払える人か、30万円払える人か、それぞれの特性は全く違います。

それによって対象顧客は変わってくるわけで、その対象顧客から価値があると認識してもらえるかどうかによって、

持たねばならない実績やスキルや知識、磨かねばならない能力は変わってくるわけで、

それを取得する為には、どこに行けばいいのか?誰に会えばいいのか?は、それぞれ変わってくるはずです。

 

 

なんだか、数字を並べたり、売上や収入のリアルは話をすると、なんだかエゲツない話のようにも聞こえますが(苦笑)、

私は、「仕事をデザインする」というのは、そもそもこういうことだと思っています。

 

経営には様々な角度はありますが、こと現実的な側面においては数字と算数は免れません。

起業したり、新しい事業を考えたりする時にはまず必要なのです。

 

あんなことできたらいいのにねぇ、こんな風にしたらいいのにねぇ、

もっと楽にならないのかなぁ?時間の余裕が欲しいよなぁ、

と漠然と思っていても、具体的な一手としては何も進みません。

進まないから、永遠に実現しません。

実現しないならしないでいいのならそれでいいのですが、実現しないことに憂いや悩みを抱えるとしたら、それは面倒でしんどくなります。

 

全体というのは、実は部分の積み上げです。

全体を変えたければ、まずは部分の単位を見直せるかどうかを見てみるとヒントが見つかったらします。

 

てなことを考えながら、私の今回の講演料は既に決まっているし、

工程スケジュールはもう決まっているのだから、

そんなことよりも、明日の講演の、部分であるスライド一枚一枚を完成させることと、

その結果、全体がどうなるのかをちゃんと考えろよ、と自分に叱咤しているところです(苦笑)。

 

いいから、自分の単価が上がるように努力しろよ(苦笑)。
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