情報発信をするもしないも自分で選べばいいんだよ
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『今まで通りのビジネスではダメだと思ったとする。
なので、新しい事業や店舗や商品を研究して考えたとする。
そんで、これならいけると思って、スタートすることになって、イコール売上を上げようとして、
その為に、自分がその商品やサービスを新たに始めたことを、まずは多くの人に知ってもらわなきゃ、とする。
知ってもらうには、情報発信しなきゃと、何らかの媒体を使って告知したとする。
だとして、その時点から情報発信を始める人と、
以前から情報発信し続けていた人と、
どちらが成果に近いか?を考えると、後者だと私は思う。』
ということを書けば、まぁ、ほとんどの人は、当然だろ、知ってるよ、となるとは思うのですが(苦笑)。
例えば、道を歩いていたら、そこいら辺の知らない人に声かけられて「この商売始めたから来てください、買って下さい。」と言われるのと、
道を歩いていたら、仲の良い友達に会って「今度このお店始めたから良かったら来てね。」と言われるのと、
どっちが動機付けされて、どっちが「うん、じゃあ、今度行ってみるね。」と本気で言うかと言ったら、
私は当然後者だし、まぁ誰だって後者だと当然そう言うのではないかと思います。
だから、私は、常日頃から色んな情報発信をしている方がいいですよ、と色んな場でそう言っているわけですが、
当然そうだよね、という言う人が、当然のように情報発信しているか?というと、そうでもなかったりするわけですね(笑)。
だから、ホントは当然ではないのかも知れません。
まぁ、今のままで、将来も何の心配もいらない、あるいは将来そのものが短いからそんな先のこと考えんでもいいや、とか、
そういった何らかの理由があるから、その人個人においては情報発信なんてやる必要ないわけで、そう言い切れる人は、別にそんなことやんなくてもいいんじゃないかと思います。
要するに、本人が、やった方がいいと思うならやって、
やりたくなきゃ、やんないでいいんですよ、そんな面倒くせぇこと、
ということになりますね。
そもそも、情報発信なんて、大切な自分の時間を使って、わざわざやろうと意図して、思考して、発信する行為をしなけりゃできないわけで、
その為の思考や時間や労力がかかるってことは、基本的には面倒くさい行為なんですからね。
とっても面倒くせぇことなんだから、そんな面倒くせぇことを越えてでもやる必要や価値や快感や恐怖を感じてなきゃ、やんなきゃいいのです。
そもそも、やったところで、本当にその人にとって、やった方がいいのか、良くないのかなんてのは、私にはよく分かりません。
ただ、私は私の経験上、やっといた方がいいですよ、とオススメしているだけです。
だから、やりたくなきゃやらんでもいい。
私だって、どんなに他人がやった方がいいですよとオススメしてきても、自分の判断でやりたくないことはやらないですから、
そんなもんは、誰にすすめられようが、ギャアギャア言われようが、自分で決めればいいことです。
私が確信を持ってやった方がいいというのは、私の経験上のことであって、それが世の中の正解かどうかは、私も知りません。
実際に、ブログもSNSも情報発信もやらなくて、豊かで幸せで成功してる人なんて、きっとたくさんいるんでしょうしね。
ただ、私の経験上、
例えば、家業を廃業した時に、具体的に助けてくれたのは、それまでにお世話になっていた経営の師匠的な方だったわけで、
そういう方と知り合いだったということは、お会いした時や、電話やメールなど、少なくとも私が何らかの情報発信をして、私を助けてくれるだけの何かが届いていたからだと思うし、
あるいは、その後の、株式上場したはいけけど、辞めることになって、さぁどぉしよう、と思っている時に、
業績アップの為の、講演・セミナー・個別コンサルなどのご依頼を、未経験の業種の方々から頂くことができて、
それがまた、デザインから、業績アップ、マーケティングから、マネジメントから、社員モチベーションアップから、将来ビジョンから、研修フォローとか、何とか基調講演とか、ご依頼の内容が実に様々でバラバラで、
それがなんでかなぁ?と当の本人も分からなかったけど、よくよく考えてみると、
それまでの私の講演やブログといった私個人の情報発信から、私のことを先に知って下さっていた、ということが初動段階の唯一の共通項目だったわけで、
それがいつのまにか五年経って、ご紹介も含めて今のお仕事の連鎖に至っているというのがあって、
それがとても良かったと思っているから、人様にもおススメするというだけのことですね。
私は、少なくとも今まで、自分がプロの講演家だとか、私はプロのコンサルタントやっててこの通りやれば必ず業績アップを保証しますとか、そういう仕組みやフォーマットを持ってますとか、そんなことは情報発信したことはありません。
そんなご大層に人様に何かを教えるとか、学びを与えられるなどと、自分から言えるほど人様より長けているとは、どうしても自覚できないのです。
それまでは、他の人と同じように実践経営の現場で、悩み続けて、迷い続けて、
そして、今も同じように、正解などあるのかないのかすら分からない中で、相変わらず、やっぱり迷いながら、考えながら、先人から教えを乞いながら、進んでいるだけで、
だから、これをやれば必ず成功する、みたいな確信などまるでない。
私のビジネスの成功に纏わる情報や知識やノウハウそのものは、全て先行している誰かのパクリでしかないわけです。
よって、相変わらずの「無職」を名乗っていて、ご依頼があればやらせて頂きます、というスタンスは変わらないわけですね。
でも、現実に、お陰様で、ご依頼は頂き続けて、業績アップの為の講演やセミナーやコンサルのお仕事をさせて頂き、お金を頂き、この五年が経っています。
今のお仕事のスタイルを、今後もずっと続けていくかどうかというのは、私もこの五年の経験に基づいて、新たに考えていくから分からないとして、
現実に今のお仕事をさせて頂いていることが、現実は現実であるわけで、
そういう現象だけを側から見たら、私が私の立場のことを自分でなんと言おうと、
「いえ、いえ、ご謙遜を。口では無職だとかプータローとか言ってますが、現実には、もうプロのコンサルタントじゃないですか?実際にそれで稼いでいるわけだし、人はそう見てますよ。」
ということになって、実際にそういう会話によくなります。
何が言いたいかと言うと、1つの例として、
片方で「◯◯コンサルタント」として自分を成立させたい人はゴマンといて、今からそうなりたい人は、実際にそうなれる為に、今の今、情報発信して目標に到達できるよう頑張っているわけで、
かたや、私みたいに、無職だなんだと言いながら、こうしてアホな画像と取り留めのないどうでもいいような内容の情報発信をしていながらにして、実際にそういうお仕事をさせて頂けているとすると、
どっちが、なりたい・なりたくないに関わらず、そうなれているか?ということです。
ブログを書き始めてもう10年以上は経つと思いますが、当時から、特に経営上の役立つ情報を形式だって発信していたわけではなくて、
日々の雑踏の中、目標に向かって走っている日常の様や出来事を、同じようにアホ丸出しの文体で、思いつくままに書いていたに過ぎないわけです(苦笑)。
当時のブログを書く目的は、別のことが明確にあったわけで、にも関わらず、当時の目的ではなかった思いもしなかったお仕事が、結果として今あるということです。
よって、当時のブログによる情報発信なくしては、今の私はいなかったということです。
仮に、私が同じ経験をしてきたとして、でもブログ等での情報発信を全くしていなかったとしたら、前職を辞めた時に、
「はーい、私はこういう経歴の持ち主で、こういう経験をしてきましたから、今日から講演とかコンサルタントとか有料でやりま〜す。」
と情報発信したところで、果たして誰が依頼してきてくれたか?
まぁ、過去予測にしか過ぎませんが、答えはNOだと自信を持って言えるのです。
実際に、当初は、リアルな関わりがある方や、同業他社の方からは依頼など何もなかったですからね(笑)。
在籍していた業界内では、ちょっとは有名で知れた存在だと思っていたものですから(笑)、
それはそれで、自分の人気のなさを実感させられるわけですが(苦笑)。
自分が新しく仕事を始めてから、初めて情報発信して知ってもらおうとするのと、
常日頃から情報発信している人が、新しく仕事を始めたことを、情報発信するのと、
どっちが成果を出すのに速いか?と言えば、当然後者だと思うし、
私自身がそうだったので、個人的な確信になっているということなのですね。
よって、新しく始めるから始まる時から情報発信をするのではなく、
新しく始めたことが、日常の情報発信の中の一つとして発信される方が、
同じ始めるなら、どれだけ有効か?ということを考えたら、常々何らかの形で情報発信しといた方がいいと思いますよ、と経験上考えられるということで。
コンサルタントや講演・セミナーでお金を稼ぎたいと思って、始めるにあたって情報発信しているけど、まだ成果に繋がらない人を尻目に、
私なんてのは、始めようと思ってもないのに、気がついたら始まってしまったという、
いわば、申し訳無いというか、逆転現象というか、予想外というか、棚からぼたもち状態というか、そういうことが起こっているわけで、
そして、それは、大変恵まれてるいると心から感謝できるし、嬉しいし、全力でお返ししようとするし、
何より、面白くて、楽しくて、有意義を感じているわけで、
自分が素敵だと思うから、もし、ご自身が自分の未来に繋がる仕事や人生の可能性があると思うなら、やった方がいいですよ、ということです。
情報発信は「目的を明確にしろ」というのはよく聞くし、それは1つの情報ごとに正しい方法と思うのだけれど、
私の場合は、もう一つあって、
「その目的にしていることそのものよりも、目的にもしていなかったことが将来実現することが目的」
という、一見わけの分からない言い分が(笑)、私の情報発信の本来の目的とも言えます。
繰り返しになりますが、
だって、コンサルタントになることを目的に情報発信している人よりも、
そんなこと目的にせずに、別の目的の為に情報発信していたら、講演やコンサルタントみたいな仕事のご依頼が来るようになったということですから。
だから、私は情報発信というのは、
「今の顕在化している目的達成の為だけではなく、まだ見ぬ別の何かの目的達成の為に必要。」
と言っているんでしょうね。
一言て言えば、「セーフティネット」として活用している。
これから何が起こるか分からないビジネス環境に対する自分の人生のセーフティネットとして活用すべき、ということなんでしょうね。
「時代が変わる」ということは、言い換えれば、「職業が変わる」ということです。
だから、今の私の仕事もきっといらなくなるんだろうなぁ、と漠然と考えてはいて、だからと言って明確な目標や、次の職業に向かって準備しているか?というとそうではくて、
そもそも、次に何が来るのかが、私にはもう分からない(笑)。
ただ、私も、今まで仕事をいくつか変わってきましたが、仕事は変わっても、
私の情報発信による、私という存在は、他人からの認識として継続していることは実感しているので、
それは仕事が途中で途切れても、個人への関わりや認識は続くということを経験しています。
それが、仕事が変わろうと、無くなろうと、最後まで誰も奪うことのできない、個人的な財産なのだとも思っています。
もちろん、ただ情報発信していればいいのか?となると、
実績や、情報の内容・質にもよるのだろうし、
発信している人によっては、発信することで好かれたりチャンスを得る場合もあれば、
逆に嫌われたり面倒がられて避けられたりするリスクもあるのでしょうが、
それは、発信してみた後の問題であって、まずは発信しないことには、何ともならんでしょ、と思うのです。
出てきた問題や課題は、後から解決に向かえばいい。あるいはそこでやめてもいい。
まずは発信してみないと何も分からないわけで、やってないならやった方がいいということです。
まぁ、恐らくですが、誰もが自分の情報発信をしても問題ないのだろうと思っています。
なぜなら、私からすれば、こんなこと真顔でイケシャシャアとよくも書けたもんだな、とか、こいつ書けば書くほど馬鹿を露呈してることが分からないのか?(笑)とか、そう思う人はいたりしますが(苦笑)、
でも、そういう人にも、そういう人を好む人がちゃんと集まっていて、なんだかそれはそれでちゃんとコミュニティとして成立していたり、その範囲でビジネスが成立したり例はたくさんありますもの(笑)。
逆に、私のことなんて、顔も見たくない、ブログ読むほどに腹が立って、大っキライ、よくもまぁあんなクソみたいな適当な奴のセミナーなんて、金払っていくような奴もいるんもんだ、という人もきっといると思うのですね(笑)。
でも、実際にご依頼は頂いているわけだし、来て頂ける方や、少ないながらも楽しみにしてくれる方もいるわけで、
なんでそんなことが起こるか?というと、要するに、それが「価値観の多様化」というやつなんだと思うのです。
価値観が多様化しているということは、どんな個人に対しても、相手からの「好き・嫌い」の選択があるということですから、
個人にとっては可能性が広がる時代と言えます。
だから、まず先に、多数の人にさらされる場での個人の情報発信をやってみる。そこからです。
情報発信ですから、紙だろうと、WEBだろうと、リアルだろうと、何でもいいわけですから、自分が何が好きとか、得意とか、あるいは相手によって何が効果的かで、好きにすりゃいいんでしょうが、
「コストがほとんどかからない」ということと、
「毎日でも、時間単位でも、自分のペースで好きな時に好きなだけできる」ことと、
「まだ見ぬ未来の自分が発見できる可能性」という、この3つの意味で、
凡人の私にもできるのは、ブログやSNSの活用で、それが今の時代には極めて有効かなぁ、と思っているだけです。
他にいい方法があったり、誰かが別の方法で実績を出していれば、マネしてみたり、変えていけばいいのでしょう。
特に3つ目の「まだ見ぬ自分はの可能性」においては、自分でも気がついていない自分の価値を、他人が勝手に認識してくれるという側面において、
多くの、様々な方達と一気に関われて、様々な評価をされるというのは、とても有効であるから、どんどん関わる人数を増やしておく方がいいのではないか?と、
長々と書いてきた私の経験則からも思うのです。
まぁ、そんだけのこと、すなわち「正しいかどうかは知らんし、責任なんてもてんけど、私はやっといた方がいいと思いますよ。」という程度のことなので、それを聞いて、
なるほど、と思ってやってみるのも良し、
アホくさい、と思ってやらないのも良し、
そんなことは、自分で決めればそれでいいのです(笑)。
そもそも、こんなブログ、読んでもない人の方が圧倒的に多いのだし(苦笑)、
やってる人はやってるし、やってない人は他人の発信なんて見ることすらしないのだから、
このブログを読んでくれている人は、ご自身もブログやSNSで情報発信している人が多いと予想できるわけで、
すでに積極的に情報発信している人に、情報発信した方がいいという情報発信自体、大きなお世話の、釈迦に説法なわけで(笑)、果たしてどうなんか?と自問するに至ります(笑)。
このブログを他人に読んでもらって、役立ててもらおうなんていう発想がそもそもおかしいと思えるわけで(笑)、
結局は自分の言いたいことを、自分で纏める為に書いているというのが本当のとこじゃないんかな?と思うわけです(笑)。
私の場合は、「人に役立つ情報を」などということは、恐れ多くてとても言えない(苦笑)。
そう考えると、私は私が考えを纏める為にアウトプットしてみて、そんで読んでもらえて、受け手側が勝手に役立ったと思ってくれたら、それはそれで嬉しいな、とその程度なわけなんでしょうね(苦笑)。
先行き不透明な時代に、どの道に進もうといいけど、そのリスクは自分でもつことに変わりはないわけで、
私はただ恐いだけです。恐いから情報発信をしているというのが、ある意味では正しいと思うのです。
「時代が変わる=職業が変わる」
ことが前提だとしたら、いざそうなった時に、
① 自分がしたいことと、
② 自分のできることを他人からも気づかせて頂ける、
という2つの軸があった方がいいと思うし、
逆にどちらか一方だと、これからのビジネスとしては不安定で心配で恐い。
そういう意味では、まだ見ぬ自分を発見させてもらえる可能性があるわけで、それが、ある意味で楽しみな時代とも言えるわけで、
それを、私は、「恐いけど楽しみな時代」と一括りにして考えているということです。
長々と書いていますが、私がなぜ情報発信はしといた方がいいですよと言うのは、まぁこういう考えがあるからで、
「だから、何だ?」と言われれば、それまでなわけで(笑)、
まぁ、やりたきゃやって、
やりたくなけりゃやらなくて、
どっちの選択してもリスクは自分で持っとけよ、ってことなんでしょうね(笑)。
法律で「止まれ」と指示命令されてるならまだしも、
経営なんてのは「どっちでもいいよ」という選択肢の連続なんでしょうから(笑)。
私がブログやSNSをやっている目的は、もう一つあって、それはまた改めて書きたいと思っていますが、
長文になるのが分かっているから、自分でも面倒くさくて書きたくないので(苦笑)、
気が向いたらまた何とか頑張ろうと思います(笑)。