ビジネスにおける「意味変換」「価値転換」の重要性と落とし穴(苦笑)
よく降りますね。
私は元々「洋傘メーカー」の三代目で生まれていますが(ちなみに誕生日の6/11は『傘の日』(笑))、
雨が好きなわけでもありません(笑)。
家業に戻って、業績回復に四苦八苦している当時、
「傘」の意味を、自分なりに再定義して新たな視点で意味を考えた時期がありました。
「傘は何故買うのか?」
一般に機能的には、雨風をしのぐ為ですが、視点を変えた意味合いでは、
①雨の日に街を素敵に彩る
②雨の日も楽しくする
③素敵な人との距離を縮める
あたりに切り替わっていって、自分のビジネスの本質は変わり、そこから置き換わる具体的な商品・サービスの展開は変わっていきます。
残念ながら、傘の家業は廃業へと向かいますが、
この価値転換や意味変換の思考は、後のリサイクルショップへと受け継がれ、株式上場へと繋がっていくことになります。
「素敵な人との距離を縮める」というコンセプトは、我ながら素敵だと思っていましたが、
肝心の「素敵な人」が横にいる現実がなかったから廃業に至ったかもしれないと(苦笑)、
以来、私は、どんなに素晴らしい概念も、事実に基づかねばならない、という新たな基準を持つようになっています(苦笑)。
雨の日に、よく思い出す大切な思考法です(笑)。
素敵な雨の日を。