ペラペラの私(苦笑)は、どうしたら立体の人間になれるのか?の考察

2013年以降の10年以上、経営やビジネスの業績アップをテーマにした講演やセミナー・コンサルティングというお仕事を続けさせて頂いています。

それまで・・・・、小学生の頃から人前で何か喋ったり、プレゼンテーションするというのは、ずっと続けてきましたが、

完全アウェイの中で、お金を頂くことを前提として、価値ある何かを、話す・伝える、という領域は初めてで、

私にとっては相当なプレッシャーがありました。

(今でもあります(苦笑)。)

 

最大のリスクは、人前でいい気になって喋るはいいけど、聞いている人から

「なんだ、これ。なんかベラベラ喋ってるけど、全然ペラペラじゃん。」

と思われることでした[苦笑)。

しょうがないじゃん、ペラペラなんだから(苦笑)。

それは、きっと私が色んな人の話を聞いていく中、生意気にそう思ってきてしまったからなんだろうなと思います(苦笑)。

 

私にとって、説得力があったり、納得性が高かったり、心打たれて行動してみたくなるような価値ある話をする人の話を思い出していきました。

影響を受けた魅力的な話し手たる人は、もちろんたくさんいましたが、共通していたのは下記の三つです。

 

①得たい成果に対する分野での、知識や情報、事例や論理を取得していて、その量が多い。

②得た知識や情報を実際にやってみて、実際に他人からの生々しい評価やフィードバックの反応を得ている。その量が多い。

③やってみた結果、どんな結果が生まれ、自分だけの事例があって、その人にしかない気づきや学びがあって、オリジナルの内容になっている。その量が多い。

ということでした。

 

端的に言うと、

①勉強量

②実践量

③結果事例数

ということになるでしょうか。

 

さらに言うと、

1).上記3つの「順番通り」にこなしている。

2).上記3つをワンセットにして、そのセット数が多い。

ということが極めて重要だということです。

人は、不思議なもので、聞く人によって、

①の知識を欲する時もあれば、

②の実戦経験に価値を感じる時もあれば、

③の「その人」ならではのオリジナルの哲学や思想に感動を覚える時もあって、

私の場合は、その3つが揃っている時に一番中身が濃いと実感していた傾向があります。

 

①だけだったら、「そんなん誰でも言えるじゃん」

②だけだったら、「あんたの見て見て承認欲求に興味ない」

③だけだったら、「根拠のないフワッとした偉そうな言葉」

になるので、私のような、他人様の話を素直に聞けない、不徳で不遜な奴は(苦笑)、

3つが揃っていることが大事だったのではないかと、観たくもない自分に気づくに至るのですが(苦笑)。

 

確かに、3つの順番と、その3つの量が多い人と話をしていると、

話の展開がとても楽しく面白く、どんどん魅力に吸い込まれ、結果、何らかの気づきや学びに至り、

そして、行動動機に繋がることが多いのです。

 

どの「点」から入っても、どんどん新たな「点」と「点」が「線」に繋がっていって、いつの間にか「面」や「3D」になって、

すなわち「その人」そのものの時間になって、それが私にとっての価値になっているのです。

 

そんなことを考えながら、あぁ、だから、自分の時には、プレッシャーがあったのだな、とさらに気づかされるわけです(苦笑)。

だって、私の場合は、それぞれにリスクがあって、

①に対しては、煩悩・快楽に負ける(苦笑)

②に対しては、人と関わるとキズつく(苦笑)

③に対しては、結果見て凹んですぐ嫌になって諦める(苦笑)

と、それを避けて通ってきたので(苦笑)、

故に、3つが順番通りに揃っていることの数と、そのセット数が圧倒的に少ない、というか「ない」(笑)。

 

ないものを必死になって絞り出しては、一回毎に重ねてきたとも言えるわけで、

振り返ってみれば、

①人生を一つ一つ丁寧に丹念に細かく振り返り、

②今やっている事例も含めて、晒け出すことができるか?

ということの連続だったような気がします。

 

だから、きっと、私は、人の話には、その人の人生を感じようとしまうのだろうし、

誰の話もとても貴重で学ばせて頂いているのだろうな、とも思います。

故に、私は「経営とは人生」だと言いたくなるし、

経営とは、その人の人生が丸ごと炙り出されると思っているのだろうな、と思っているのだと思います。

 

いまだペラペラの私としては(苦笑)、自分や人様の経営やビジネスに少しでも関わる以上、

「人間ペラペラ一反木綿」の自分も、少しでも「3D人間」になって、誰かのお役に立たないといけない、

「はやく人間になりたい」

(それは、「妖怪人間ベム」だな(苦笑))

と思うのです(苦笑)。

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