リライト記事「伝えたければ具体事例を出し続けることである」
7年前の2013年11月5日のアメブロ時代のブログの、
ジャンプ画像をGIF動画にしているアホ画像が出てきました(苦笑)。
この当時は、まだ何度もジャンプしたい意欲があったわけで(笑)、動画にしたい意欲もあったわけですね(笑)。
ジャンプしたい意欲は変わってきているものの(苦笑)、
本題として書いている内容は、今もほとんど変わっていないので、多少の加筆・修正を加えて、リライトしておきます。
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2013.11.05記事
『伝えたければ具体事例を出し続けることである』
自社の、他社とは違う「売り」を紹介するのに、
「ウチのお店は楽しいです。」
と口で一言われても、私はさっぱり分かりません。
そもそも「楽しくないお店」を意図して店づくりや会社づくりをしている人なんているんでしょうかね?(苦笑)
何をもってして「楽しい」と認識するのは、人によって違います。
問題は、発信手が何をもってして「楽しい」と認識しているか?です。
「楽しい会社にしましょう。」「楽しい店創りをしなさい。」
とリーダーが言ったとします。
その際に、
「あなたの『楽しい』って何ですか?」
と聞いた時、具体的に答えてくれない場合・・・・、
例えば、
「そんなの、お客さんもスタッフも笑顔が溢れている状態に決まっているじゃないか。」
という返答が往々にあって、やっぱり分からないことが往々にしてあります(苦笑)。
ここで会話が止まるミーティングは、参加者は「楽しい」という概念を共有できているとは言えません。
参加者全員の「楽しい」の基準は違っていて当たり前ですから。
「仲間と共に、全員で険しい難関を越え続け、助け合い、励まし合い、富士山の頂上にたどり着いた時の瞬間が何より楽しい。」という人と、
「映画や演劇を見ながら、販促手法に置き換えて企画を考えて、形にしてみて、その反応が見られる瞬間が何より楽しい。」という人と、
「家で一人になって、ずっとゲームをしているのが楽しい。」という人とでは、
同じ「楽しい」の定義や基準が全く違うのです。
仕事観や、プライベートの過ごし方、全てが一人一人にとって「楽しい」と実感できる瞬間は全く違ってきます。
これは、どっちが「好き・嫌い」「良い・悪い」という問題ではありません。
問題なのは、リーダーが明確に自分の基準を持っていない場合です。
持っていないのに、「楽しい会社にしよう。」「楽しい店創りをしなさい。」と、
美麗語句を並べ立てたところで、聞いた側(お客様もスタッフも)何を言っているのか、何も分からないのです。
自分が何をもってして「楽しい」と実感しているのか、を共有したいのであれば、
特にトップ・リーダー側は、その具体的な姿や事例を情報発信する必要があります。
会社内部においては上から下に毎日のようにつべこべ言うのに、
外部に対しては全く情報発信していない会社は、とても多くて驚きます。
トップやリーダーが外部に情報発信し続けていない会社は、誰が何を考えて、何をしようとしているのか、他人にはさっぱり分かりません。
分からないということは、共感のしようがないので動機付けがされません。
人間は、「動機」が起きなければ「行動」は起こらないのです。
「楽しい」というのは、相手が勝手に認識することです。
自分がどんなに「ウチは楽しいです。」と100万回言っても、相手は何を言っているのか分かりません。
と、いうことは、自分が「楽しい」と心からそう思える具体的な事象や事例を、
日々情報発信していくことこそが、最も「楽しさ」を伝える行為だと私は思うのです。
例えば、アホアホ動画を嬉々として作っているのを、馬鹿な奴だと思うのか、楽しそうな人だと思うのかは、相手の勝手なのですね(笑)。
一つの事象を、どう感じるのかは、相手なのであって、
共感してくれる人が多いか少ないのかというのは次の問題であり、
相手にどう受け取られるかは、発信側のリスクです。
自社の独自性を発信していくということは、まずは、自分の「楽しい」を具体的に発信していくことが大事だというのが、今のところの私の見解です。
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と、まぁ、偉そうなことを書いているものの、その具体事例がアホ動画というのは、極めて説得力に欠ける事例であることは言うまでもありませんが(苦笑)。