ブランド価値はどこからやってくる

大学生の頃、渋谷の坂の路面にあった洒落たブティックのショーウィンドウから見たジャンパーが、とっても素敵に見えて、
あまりに洒落た店構えに、いつもは古着とかアメリカンの無骨な服しか着ていない私は、おっかなびっくり入って、恐る恐る見ていたら、
店の奥から、静かに熊みたいな髭面の店長さんが出てきて、さらに、おっかなビックリしていましたが、
柔和で優しい感じで、若造の私に対等に丁寧に対応してくれて、大人になった気持ちがして、とても嬉しく思いました。
サイズがなかったけど、他の店を紹介してくれて、結局、私は無理して買いました。
私は、すっかりそのブランドが好きになってしまい、高くてそんなに買えなかったけど、それから何度かその店に通うことになりました。
私はそのブランドの服自体は、本来の趣味嗜好から外れていたわけですが、
ブランドに対して、とても良い印象になっていたわけで、その後のビジネスシーンにおいて強い影響を受けたのだろうな、と思います。
考えてみれば、私は、商店街の小売店が実家で生まれ育ったわけで、そういうことが普通に敏感になっていたのかも知れません。
全ての製品が成熟している今、とても大事な要素だとも思うし、
どんなに良い製品価値があっても、リアルな人の対応で会社のイメージが変わってしまうリスクも大きいのでしょうね。
今はもうないそのブランド名を思い出す度、今の自分の人との接し方を反省しています(苦笑)。