憧れと絶望のファッション哲学・83「赤いレザージャケット」

「人と同じことをしてはいけない。個性を出しなさい。」

と言っていた同一人物が、

「お前は、人と違うことで目立とうとするな。」

と言うので、何を言っているのかよく分からなくて、その人の考えてることを、エスパーでもないのに、いちいち考えるのが面倒くさいから、

「何をどうしたらいいのか具体的に一つ一つ言って下さい。一挙手一投足、あなたの思い通りしますから。」

と、相手の何かしら満たされない感情を満たしてあげれば済むんだろうな、と、私なりに完璧に配慮したつもりで言ってあげると、

まるで明確でなかったりするので、どんどん確認してあげると、最後は別のことや言語を出しまくって、怒り出す人はいて、

そういう人を私は心の底からバカにしてしまうのですが(苦笑)、

それは、どうやら、言ってはいけないことのようだと最近教えてもらって、困ります(笑)。

人は、結局のところ、自分の興味のある対象に対して、その事実や実績のある人の話にしか興味がありません。

自分の自己重要感を、ある領域で自他ともに認められる実績を作るまでの努力を放棄しておいて、

他人を使って満たそうとする思考と行為に対して、私は虫唾が走りますが、

だとしたら、私など、当然、一言も何も喋れなくなるので(笑)、

残されるのは、他愛のない「あぁ、桜が綺麗だねぇ。」「美味しいねぇ。」「ここ行って楽しかったよ。」といった他愛のない、日々の事実と感想程度しかなくなるわけで、

「あぁ、レザージャケットの赤が素敵だね。でも赤は似合わないね。」(笑)。

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