緊急度の高さに対して、重要度の高さに逃げても成果は出ない
- カテゴリー:
- 坪井の日常
①分からなかったことに対して、
「分かる・分からない」の領域と、
②分かったことに対して、
「やる・やらない」の領域と、
③やったことに対して、
「できた・できない」の領域と、
全て違います。
分からない人に対しては、知識を与えれば、どこかの時点で「分かる」までは行きます。
でも、分かったからといって、「やる」かどうかは別で、わたしなんぞは、何かが分かったところで、ほぼしません(苦笑)。
利益の出し方については、私も、ほとんどの人も知識としては知っています。
でも、やるかというと、やりません(苦笑)。
だから、「分からない人達ではないので、分からせればできる。」という言い分については、私ははなはだ疑問です。
仮にやったとしても、成果に結びつくかといえば、必ずしも結び付きません。
すなわち「できた・てきなかった」というのは「やった」後の確率論の問題となります。
教育や勉強とか、社内評価制度いうものは、緊急度の高い対象に、効果的ではありません。
何かができなかった人が、できるようになるには、
「分かる」→「やる」→「できる」という三段階
を越えねばならないので、成果を上げるまでに、時間がかかります。
よって、克服したい問題・課題に対して、時間に余裕がある時にのみ有効であると言えます。
そんなことは、当たり前と言えば当たり前だし、それこそ「分かっている」ことですが、
私は、いつも緊急ギリギリになって「一夜漬け」状態でしか物事にあたることができません。
だからいつまで経っても成果が出ない人ということになります(苦笑)。
ここまでは、自分に当てはめれば、いくらでも置き換えが効くかと思いますが、
さらに面倒なのは、
「人の心を動かす」
というスキルが誰にでも問われる時代であるということです。
ビジネスの力とは、煎じ詰めれば「他人の心を動かす」ことです。
商品・サービスで、人の心を動かすか、
個人の属人的魅力で、人の心を動かすか、
どちらかです。
それは、対象が顧客であれ社員であれ当てはまるし、
場面も、顧客創造であれ、社員教育であれ、採用する側であれ、される側であり、やはり当てはまります。
まず自分がこれをできるかどうかという段階。
やってもやっても成果に繋がらないのであれば、
時代ごとの他人という存在に対して、何かが違っているのだろうと自覚する以外に方法はありません。
仮に自分一人でそれができたとしても、今度は、
他人(スタッフや社員)ができるようになることができるか?かどうかという段階があって、
それがさせに難関です。
これを「分かる」→「やれる」→「できる」段階まで誰もができるようになれば世話ないわけですが、
こんなもん、口では言えても、「できないからできない」わけで、
私は、自分にも他人にもそれができた試しがありません(苦笑)。
ここまで分かっているのなら、とっとと、既にできている人から知識や方法を学んでやればいいのに、
このブログの絵を描いたり、分かったようなことを文字入力しているというのは、
①分かってもいないし、
②よって、やりもしないし、
③よって、できることが何もない、
という証明をしているようなもので、
そうか、だから、ダメな奴は、やっぱりダメなんだろうなと、このブログを書きながら、やっと「分かってきた」状態なわけです(苦笑)。
だって、絵を描き始めたら、止まらなくなっちゃったんだもん(苦笑)。