ツヴォイ式お絵描き100「ワークブーツ」01

今からもう40年近くも前の大学生の頃・・・・、

欲しくて仕方なかった憧れの一つが「レッドウィング」のオックスフォードワークブーツでした。

当時、八王子の「東京シューズ」という靴屋さんでアルバイトをしていましたが、

その支店の「ブル」という有名店があって、そこでアルバイトしている二歳年上の先輩が、

この「レッドウィング」のモックトゥのオックスフォードタイプを履いていました。

 

背の高くて、足が長くて、カッコ良くて、優しい先輩は、ブルーのダンガリーシャツに501を履いて、足元はこのブーツでした。

赤茶色の独特のオーラを放つこのブーツの王道アメカジスタイルがとても決まっていて、その足元を見ては、いつも憧れていました。

実は、まだバイト前に、その店に靴を買いに行って、その先輩の接客がとても素敵で、

それがきっかけで、私はその靴屋さんでバイトすることになりました。

 

いかにもアメリカを感じさせるゴツくて頑丈そうで強そうな王道を感じさせるブーツで、欲しくて仕方ありませんでしたが、

私には値段が高くて、とても手が届かずに、「リーガル」で見つけた似たタイプのブーツを履いていました。

それでも、当時の憬れは冷めやらず、それから数年後に手に入れ、随分と気に入って、何年も間に何足も履きつぶしました。

もう今は履いてはいませんが、

今や定番となっているこのブーツを、雑誌やネットを見かける度に、当時の情景や、あの先輩のことを思い出します。

先に就職して社会に出て行ったあの先輩は、どんな人生を歩んで、今頃どこで何をしているのかなぁ、と思ったりします。

こうして絵を描いたり、文字を書いたりていると、

私の動機というのは、人によって影響され、そういう人に近づきたいという憧れによって、強く動機付けされて、

モノへの消費へと向かっていたのだと改めて思うし、そして、その原型たる輝きは、ずっと続くのだと思ったりします。

 

今から10年以上前に、当時経営していたリサイクルショップの店頭情報用に似たようなことを描いていて、

やっぱり大して変われていないのだな、とも思います(苦笑)。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

RED WING

RED WING

応援クリックお願いします~。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ページの先頭へ