ツヴォイ式お絵描き096「できるかな・ノッポさん」01

子供の頃に、大きくなったらなりたかった仕事の一つは、

NHK番組「できるかな」(1970.4.8~1990.3.6)の

「ノッポさん」でした。

 

絵をかいたり図画工作が好きだった私は、毎回にようにテレビの中で展開される、

「ノッポさん」と「ごん太くん」のドタバタ図画工作の無声劇の虜になっていました。

 

番組の構成は、いつも

①遊びたいゴンタ君のためにノッポさんがなんか面白いことを思い付く

②身の回りにあるもの(新聞紙やセロテープや布切れやサランラップや空き缶)で遊び道具を作って一緒に遊ぶ

③最後はダンボールやガムテープで色とりどりの大道具で楽しい世界が出来上がって、もっと楽しく大はしゃぎ

とパターンでした。

 

毎回のクライマックスシーンの、ノッポさんとごん太くんが大はしゃぎで遊ぶシーンは本当に楽しそうで、

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はやく大人になって、一緒にもっと上手にオモチャを作って(ノッポさんの制作は結構雑に見えた(笑))、

一緒に楽しく遊びたいと思っていました。

 

今思うと、私の経営観や人生観・ビジネスモデルの構築は、この「できるかな」が土台になっています。

 

①自分や誰かの経営や仕事がつまらなくなってきちゃって、これができたらなんか面白そう、なことを思い付く

②有形・無形のストックされてきた身の回りのものを組み合わせて方法を考えて実験してみる

③新しい何かが生まれて、それが積み重なって、みんなで一緒に遊ぶ(みんなの役に立つ価値が生まれる)

 

子供の頃に憧れた「できるかな」の主役を職業にすることはできませんでしたが、

人にはそれぞれの経営観・ビジネス観・人生観というものがある中で、

私のビジネス人生の、後継事業であったり、新規事業であったり、そして今の喜びや悩みのそれは、

まさしくこの「できるかな」の世界に影響された、土台があると言えます。

あの時に憧れた世界は、ちゃんとこうして形にしてもらっているのかもしれないな、と思いながら感謝しています。

 

「ノッポさん」こと「高見映」さんが、亡くなられたと2023年5月10日にお聞きしました。

半年前の2022年9月10日に心不全でお亡くなりになっていたとのことですが、

「自分のことで周りの人を悲しませたり、大切な時間を邪魔したくない。死後半年以上、伏せていて欲しい。」

というご本人の希望だったそうです。

ノッポさん、勝手に教えてもらった、ノッポさんが表現されてきた「できるかな」の世界をちゃんと見習って、

自分もみんなも楽しくて役立つ仕事ができるよう、これからも頑張りますね。

私が死んだら、私の人生で培った、色んな私の身の回りのものを持っていけるよう、

まだまだストックをたくさんため込んでおきますから、一緒に工作して遊んでくださいね。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

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