ツヴォイ式お絵描き010「ジャイアント馬場」01
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猪木と来れば、やはりジャイアント馬場でしょう(笑)。
金曜夜8時は「ワールドプロレスリング」、土曜夜8時は「全日本プロレス中継」、思えば、あの時代は、金・土のゴールデンタイムにプロレス中継があるという、夢のようなスゴイ時代でした(笑)。
金曜日に猪木を観て、土曜日には祖父母の家に泊まりに行って、おじいちゃんと一緒に馬場を観るのがとても楽しみな小学生でした。
ただ、夏場はプロ野球中継が優先されることが多く、観れる日は少なく、雨が降って野球中継が中止になるように祈っていました(笑)。
(傘屋の息子だったからではないけど(笑)。)
当時のプロレスファンは、アンチプロ野球が多かったと思います(笑)。
私の中では、猪木に比べて、ジャイアント馬場は、記憶に刻まれるような名場面は極点に少ない。
私が見始めた頃は、もう全盛期を過ぎていましたからね。
でも、1979年の「8.26夢のオールスター戦」の、夜のダイジェスト版ニュースで観た、
タイガー・ジェットシンとの正真正銘・夢の初対決で、序盤に放った16文キックでシンを吹っ飛ばすシーンには相当にしびれました。
「やっばり馬場は強ぇ。あのシンが一発で吹っ飛んでいる」(笑)。
当時、中学2年だった私は、どうしてもこの夢の祭典に行きたく、「本当に本当の一生のお願い」(笑)と、連れて行ってもらうことを母に懇願しますが、
「全てのテストで90点以上とったら連れて行ってやる。」
と言われ、その条件を飲むものの、当然ながら玉砕(苦笑)。
条件を飲んだに関わらず、自分が勉強しないことを棚に上げ、
「何故、ウチの親は、二度とないこの希少な価値が分からないのか?日頃は、『やりたいことは何でもやってみなさい』と口では言うものの、いざとなると子供の夢など大切に思ってくれないのか?」
と呪ったものでした(笑)。
大人になった今でも、当時のことを思い出すと、まだ少し呪っている自分がいる、大人になれない57歳です(苦笑)。
好きだったのは猪木ですが、最後は強いと思っていたのはジャイアント馬場でした。