憧れと絶望のファッション哲学・137「プリズナー・ショートパンツ」
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今日の名古屋は39.7℃なんだってさ。
ちょっとでも涼しげになろうとボーダー柄のショートパンツを履いたけど、
見た目も体感効果も特にありません(苦笑)。
むしろ、元々が昔の囚人服を踏襲してるパンツだから、素材は頑丈だけど、涼しい訳でもない(苦笑)。
と言うか、むしろ、むさ苦しい(苦笑)。
独自化ビジネス講座・02「3つを組み合わせても独自化しない落とし穴」
三つの組み合わせだけで独自性になるか?
「自社の経営に独自性を出したいんです」
というご相談は多いですくあります。
そして、独自性の話になると、
「100人に1人のものを三つ組み合わせれば、100万人に1人になれる」
という話が出てきます。
100×100×100=100万ですから、計算としては正しいです。私も、これまで何度も、そういう話をしてきました。
ただ、最近は、この話には少し補足が必要だと思っています。
コピーできる組み合わせは独自性か?
なぜなら、組み合わせる三つを、みんなが同じようにつくり始めたからです。
例えば、私の「傘屋」の家業継承時代には、
「傘+コート+マフラー」
組み合わせは既にありました。
確かに、一つより三つの方が情報量は増えます。
しかし、同じ傘も、同じコートも、同じマフラーも、他の人が普通に手に入れられるのであれば、それは独自化というより、セット販売です。
並べ方を変えただけで、材料は同じです。
他人と同じ棚から選んだ三品を、違う順番で並べて、
「私だけの独自性が完成しました」
と言われても、言われる側は困惑するでしょう。
今なら、
「SNS+AI+マーケティング」
なども同じです。
いかにも現代的で、何かが起きそうな組み合わせですが、今や、その三つを掛けている人は、100万人に1人どころか、同じオンライン講座の中に何人もいたりします。
掛け算が間違っているのではありません。
仕入れ先が、全員同じなのです。
量産される掛け合わせの罠
今回のAI動画では、傘、コート、マフラーが、それぞれ別の投入口から機械に入っていきます。
三つの材料が揃い、機械は勢いよく動き出します。
ところが、出てくるのは、同じような箱ばかりです。
組み合わせれば独自になるはずだったのに、見事に量産されています。まあ、現実も、だいたいこんなものです。
そこへ最後に、TOSBOIが青く光る球体を持ってきます。
その中に入っているのは、新しい商品でも、新しい手法でもありません。
自分が見てきたもの、やってきたこと、うまくいかなかったこと、その時に感じたこと、そこから自分なりに決めたことです。
つまり、原体験と価値観です。
それを機械へ入れた瞬間、同じ箱を作っていた製造ラインが、TOSBOI WORLDへつながる入口に変わります。
商品を三つ入れた時には「箱」しかできなかったのに、自分を入れたら「世界」になるという論法です。
リアルな原体験と得られた価値観は必須になる
私は、「独自性」とは、多分、こういうことなのだと思っています。
私は、アパレルの会社に勤め、家業の傘屋をやり、リサイクルショップを始め、株式上場の経験をさせて頂き、その後に退任しました。
経歴だけを並べれば、これも単なる組み合わせです。
「アパレル」と「傘」と「リサイクル」と「上場」を掛け合わせれば、独自性ができるわけではありません。
その一つ一つの場面で、
何を見たのか。
何に腹が立ったのか。
何を恥ずかしいと思ったのか。
なぜ続けたのか。
なぜやめたのか。
そして、その経験から、価値とは何だと考えるようになったのか。
そこまで掘って、初めて「自分」が材料になります。
他人は、同じ業界へ入ることはできます。
同じ資格を取ることもできます。
同じ手法を学び、同じ商品を扱い、同じ服を着ることもできます。
しかし、私がその時に何を見て、どう感じ、どう判断したかまでは、コピーできません。
だから、独自性をつくる時に必要なのは、掛け合わせる材料を増やすことだけではありません。
持っている材料を、どこまで深く掘れるかです。
成功した経験だけではありません。
説明しにくい失敗。
いまだに腹が立つ出来事。
なぜか捨てられない違和感。
人にはあまり話したくない判断。
むしろ、その辺りに、コピーできない材料が埋まっています。
独自性を探している人で、外へ新しい材料を探しに行くばかりの人はいます。
ところが、いちばん変わった材料である「自分」だけを、最初から計算式の外に置いていたりします。
それでは、いくら掛けても、他人が真似できるものしかできません。
今持っているものをどこまで掘れるか?
三つ組み合わせるなら、三つ目の商品を探すのではなく、三つ目に自分を入れる。
傘とコートとマフラーを組み合わせるのではなく、
「傘とコート」に、「傘屋をやった自分が見てきたもの」を掛ける。
そうなった時、ようやく、その組み合わせは商品ではなく、その人の世界になります。
独自性は、組み合わせの数ではなく、経験の深さで決まる。
そして、たぶん、人に見せたくない場所ほど、よく掘れます。
困ったものです(苦笑)。
酷暑お見舞い申し上げます・2026
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「酷暑お見舞い申し上げます。」
今年は、また一層と暑いですね。
名古屋は、3日連続で40℃近くまで上がって、酷暑一歩手前です。
いくら何でも、やり過ぎだろ(笑)。
こうなったら、私は、より一層、何もしないように全力を尽くします(苦笑)。
皆さま、どうぞお気をつけて。