事前に考える「時間」と「場」を創ろう

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名古屋駅の地下街、閉店時間の頃にクリスマスの飾り付けをしてました。

私が6歳の頃にできた地下街で、以来、名古屋駅に行く時の通り道として、土日に食事をしに行く場として、デートの場として・・・・、気がつけば様々な日常で当たり前になっている商業施設です。

この地下街を通る度に、季節ごとの飾り付けやポスターを見ては、「あぁ、もうこの時期が来たんだなぁ。」と間近にやってくるクリスマスやお正月の到来に心を躍らせたものです。

 

当時は、いつの間にか出来ているが故、当たり前だと思っていた季節ごとの飾り付けも、

私もファッション業界に就職して、店舗のウィンドウディスプレイや、ファッションショーの企画・運営をさせて頂くことになった頃には、

その全ては、どこかで誰かが、時間やお金をかけて準備してくれていたのだと気づくことになります。

 

気がつくはいいとして、それらのディスプレイや飾り付けというのは、私にとって、果たして作業だったのか、仕事だったのか・・・?

今でこそ、「あの頃の小さな自分が心躍らせたように、誰かの笑顔や、誰かのその後の人生に影響することを夢描いて・・・」などというような、

原体験に基づいた自分の仕事を考えたり、

作業と仕事の意味合いの違いを意図することがどれほど大切かを、知った顔(苦笑)で言えることはできますが、

渦中にいる当時はそんな価値転換に纏わることを考える余裕も思考生性も全く持ち合わせていませんでした(笑)。

予算に縛られ、時間に追われ、数値実績のみで評価される現実は、全ては作業の連続となり、肉体的にも精神的にも辛く苦しいものになっていったという記憶があります。

 

実際に作業に取り掛かっている時は、作業は作業なので、時間に追わながら集中するが故、なかなか「この仕事は誰の何のためにやっているのだろう?」などどいうことは、なかなか考えることは、私の場合はできませんでした。

きっと今でも作業中は集中すればするほど、並行して、「そういうこと」を考えることなどできないのだと思います。

そう考えてみると、今の私のお仕事で言うなら、講演している最中や、会議やミーティングの渦中にいる時が、この「作業」にあたるわけで、

やはり、実践している最中には、その余裕は正直言うとありませんから、同じ「考える」という言葉でも、何を考えるかの違いがあるのでしょうね。

 

要するに、「事前に考えるだけの事柄」というのは、文字通り「事前」でないと成立しないわけで、

現場に入った時は、「現場で考える」ことは考えられても、「事前に考える」ことなどできない、というのが私の持論です。

 

作業の時間が連続すればするほど、「事前に考える」だけの時間と思考の余裕はなくなります。

そう考えると、「事前に考える」だけの、「時間」を「場」を自分に作れるかということと、考えるに至る「思考性」をどこから(本やセミナー・勉強会やコンサルティングなどね)持ってくるか、というのが、いかに大切になってくると思うのです。

今やっていることが、作業なのか仕事なのかを、それぞれがどう自覚していくのかは、

これからの人生や社会やビジネスを繋げていくかにおいて、とても大切です。

 

私は、とりわけ「場」の設定というのはとても大切だと思っているので、できればそこに予算がかけられるといいと思っています。

まぁ、自分だけの時には、自分の采配で勝手にできるので、時に、海や山といった日常の喧騒を離れたとこで一人きりになったり、それ用の宿泊先にわざわざ行ったり、

あとは、別に家にいても同じことかもしれないけど、わざわざ落ち着ける喫茶店に行ったりするんですけどね。

 

面白いと思うのは、多くの経営者は社員やスタッフに対して「自分で考えて、行動して、結果を出す人」を求めます。

求めはしますが、まず「自分で考える」だけの、場も時間も思考性も与えずに、そういう人でいなさいとだけ言います。

なれるわけがありません(苦笑)。

 

逆に、そういう場や時間を与えてもらえる恵まれた環境にいながらにして、そんなことをいちいち「考えたくない」人は、一生作業だけをやっていればいいだけのことで、

それは、どの生き方が一番素敵だと思うのかなので、自分で決めればいいのだと思います。

それこそ、ご本人の勝手ですし、人生ですからね。

 

自分はどうありたいのか、社員・スタッフにはどうあってほしいのか、

それは、大方針に関わる問題なので、考えていないのであれば、今一度考えてみるのは必要ですね。

 

てなことを、地下街の通路の飾り付けを見ながら、

人のことはいいから、テメーの差し迫った次のお仕事の内容を考えなきゃ、と喫茶店に向かったら、

今日は休日だから閉まってて、考えるのをやめることにして、トボトボと帰ってきたでした(苦笑)。

 

 

 

結局考えてねーじゃねーか(苦笑)
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