アホポーズを変えてみてもやっぱりアホで(苦笑)、そこから気づいた重要なこと(苦笑)
名古屋に帰って、スーツを着る日でした。
スーツを着ると、いつもアホポーズばかり撮っているので、いつもとは違った撮り方しようとしたら、いつもよりアホポーズになっただけでした(苦笑)。
変えればいいというものではありませんね。
変えたことによって余計に酷い状態になるのは稀ではありません(苦笑)。
他人が認めるだけの実績が着く前に、コロコロとやることを変える人は何をやっても、結局はうまく行かないわけで、
かと言って、いつまで経っても実績が上がらないことを延々と続けていても、それもまたうまくは行かないわけで、
そう考えると、一つのステージで実績が上がるかどうかというのは、
「一定の期間と適切な努力の方法」の2つが必要なのではないかと思っています。
「一定期間」とは、どれくらいのことを言うのか?
あるいは、
「適切な努力の方法」とは、何のことを言うのか?
というのは、対象によって変わるとは思いますが、
他人様を育てる側だと自分を認識しているのであれば、それを定義しておくことは必須です。
「適切な努力」というのは、プロならば最低限この技術や仕草や型は身につけておきなさい、という項目と、
一定ラインまで行ったら、技術よりも、全く関係なさそうな項目の2つがあります。
例えば、経営者なら、経営していく上で必要なスキルやノウハウや原理原則という基本の知識は必要で、それがなければ適切な判断はできないでしょうが、
そういう知識を知っていたところで、経営がうまく行くかどうかは別問題です。
一定の経営基礎知識まで得たなら、例えば、心理学や、哲学や、モチベーション、価値観、本質論、宗教、文化、歴史、芸術、サブカルチャー、感動といった「人間とは何者か?」「人は何故消費をするのか?」「人類の歴史」ということや、できるだけ多くの人と関わらないと得られない体験・経験や知識が必要だと思っています。
その人ならではの、人間観とか、仕事観とか、人生観とかいった、◯◯観という軸を持てるだけの、時間とコストをどれだけかけれるか?という努力ですね。
そういう意味で、私は「もっと遊べ遊べ」と言います。
美容室の世界であれば、カットやパーマの技術が一定線までクリアする努力をしたら、
次に必要な努力は何か?コミュニケーション能力なのか、洞察力なのか、ファッションセンスなのか(それが何なのかは私は正解など知りませんが)、
その2つがいるということです。
同様に、飲食にせよ、建築にせよ、どの職業にせよ、圧倒的実績を持っている人は、
プロで通用する為の技術的な要素を得る努力と、一定線までいったら培うべき別の努力という、2つの軸を必ず持っています。
それぞれの職業やステージによって、それを得る為の期間をどれくらいか?という想定はしといた方がいいでしょうね。
それもないのに、やれ「人が育たない。」「ウチの連中はやる気がない」なんつっても、そもそもの「育つ」ことの想定や設定がないのだから、何をどうしていいのかなんてのはいつまで経っても分からないのだと思うのです。
私達のように凡人のくせに「努力もせずして成果だけは得たい」なんていうナメくさったアホは、お話にならないとして、
「期間」も「適正な努力」も設定せずに、「やれ」と言っても、何をいつまでにどうやっていいのか?すら相手には分かりませんからね。
そういう意味で、教える側というのは、教える相手から見た圧倒的実績がまずは必要なのでしょう。
「この人の言う通り、一旦信じてやるだけやってみよう。」
と思えるかどうかというのは、教えられる側が、教える側に求めて当然と言えます。
教えられた通りに、一定期間、盲目的に努力をしたとして、せいぜいなれるのは「教える側」の状態ということになりますから。
「『憧れられる存在』になったらリーダーシップの95%は完成している」という言葉が印象に残っていますが、正しくその通りだと思います。
逆に、任意の実績や実力が欲しければ、一番速いのは、既に実績を持っている人のマネを一定期間やりきってみるということになります。
価値観や考え方というのは、目に見えないだけにすぐに身に付けることはできないでしょうが、
行動や、立ち振る舞いや、日常の生活や、もっというと、口癖や、言い回しや、読んでいる本や、映画や、休日の過ごし方、趣味に至るまで、
現象として目に見えることは、その通りマネしてみることは可能です。
実績や成果を上げている人というのは、既に実績や成果があるわけですから、その人の生き方や生活、その通りにしてみる。
まだ実績も何も何もない自分の考えなど置いといて、つべこべ言わずに、嫌になるまで一定期間徹底的にやってみる。
いわば「形から入る」というやつですね。
私の経験則でいうと、結果的にはそれが一番手っ取り早いとは思います。
誰もが自分のやり方でやりたいようにやりたい気持ちはあるでしょうが、
自分のやりたいようにやってうまく行かないのに、いうことも聞かずに、自分のやりたいようにやってうまく行くわけがないわけで、
こうして文章に書いてみるとアホみたいな笑い話なのですが、ところが、そこからなかなか抜け出せないのもあるのです。
ということは、「強烈の強烈に憧れられる対象」や「本当の本当に、あぁなりたいと思える相手」が、もし身近にいたら、それは自分の実績を創る上で、既に恵まれていると言えるでしょう。
許可さえ頂ければ、弟子入りしたつもりで、ガンガンに付きまとったり、カバン持ちしたり、一緒にいる時間をできるだけ増やしたりしてみるのは有効でしょうね。
というようなことを、いつものアホポーズを変えてみてら、ちょっとはマトモに見えるのか?と安直な考えで、変えてみたら、余計にアホにしか見えない自分の姿を見ながら、
「あぁ、そうか、こんなアホ面とアホ姿ばかりしているオッさんなんて、誰もなりたかないわな。そうか、だから俺は人気がないのか。」
と、何故、私が人気がないのか、その理由を、今になってやっと自分で理解するのでした(苦笑)。