長く愛される映画やスタイルのようでありたい
ジャック・ニコルソン主演の名作「カッコーの巣の上で」を久しぶりに観て、
どうしてもレザージャケットが着たくなって、ヤボ用をたしに外出。
あの映画でニコルソンが着用してるのはAー2タイプで、襟ボアは付いてないけど、
色味が近いボア付きのGー1が着たくなって、外に出たはいいけど、
外はまだいいとして、地下に入ると襟ボアはさすがに暑くて(苦笑)、
喫茶店に入って、コーヒーフロートで身体を冷やしついでに一休み。
って言うか、脱げよ(笑)。暑いなら、ただ脱げよ(苦笑)。
あの映画は、ニコルソンの着用している、
カーキのTシャツ・ブルーのダンガリーシャツ・おそらくリーバイス501の履き込んだジーンズ・茶のワークブーツ・そして、Aー2タイプのレザージャケットと、
古典的なアメリカンカジュアルスタイルが全編を通して登場していて、そのアイテムの特性や、らしい着こなしが、とても印象的。
それは昔から、よくファッション雑誌にも紹介されていたから、まだ若い頃、ファッションに対する興味だけで観たら、予想だにしないブっ飛んだ問題作とも言える内容に驚いた記憶があります(苦笑)。
その後、何度か観て、都度、別の感銘を受けている映画なんだけど、
ここに来て、ちょっと知りたいことがあって、久しぶりに観てみたら、改めて、登場する人達の当時のファッションスタイルからも、もちろん内容からも、気付くことや考えさせられることがたくさんありました。
いつ観ても、何度観ても、その時の自分の受信感度や、自分のステージにもよって感じることや気付くことが違うというのは、
まるで芸術作品と同じように名作と言われる由縁、共通点なんだろうな、と思いながら、
好きな映画も、ファッションスタイルも、私の嗜好性はそういう傾向があるわけで、
できれば、自分が発信する講演にせよ、ブログにせよ、人にとって、流行りの上っ面ではなくて、そういう評価を得られるようにありたいな、とクソ欲張りなことを標榜こそしてはいるものの、
結局は、今日も今日とて日常のくだらない内容に終始してしまう自分を、
大好きなレザージャケットと、甘いアイスクリームで慰めるのでした(苦笑)。