全てはまるでグラデーションのように・・・・
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移動先がどこもいい天気で心地良いです。
飛行機の窓から、青空が広がっていました。
近くの海と、遠くの海と、薄っすらとかかる雲と、空の青の区分けのつかない曖昧なグラデーションがとっても素敵だなぁ、と思って眺めていました。
こういう場面に出くわすと、世の中には明確な区分けなんてのは、本当はないんだろうなぁ、と思えてきます。
白がいきなり黒になることはなくて、
白がいきなり青になんてなってなくて、
マリンブルーとスカイブルーの変化ですら明確ではなくて、
入学して初めて会った子も、1年経って、知らぬ間にお友達になっていたり、
部活で初めて会ったメンバーも、3年経って、気づけば強固な絆ができていたり、
好きになった人も、初めて会ってから時が経って、気がついた時には好きになっていたり・・・・、
本当は、どこがどうなったなどという明確な区分けなんてなくて、
最初があって、それからほんの少しづつ少しづつの関わりの中から、
気がつけば、空のグラデーションのように曖昧で形容のし難い変化を経過して、
気がつけば別の色や気持ちになっている、
というのが本当なんだろうなぁ、と思うのです。
ビジネスの現場でも、自然や恋愛のグラデーションと、まるで同様に、
初めて出逢った人が、いきなり顧客になるのではなくて、
最初は他人だったのが、いきなりファンになるのではなく、
少しづつ少しづつ歩を進めながら、近づきながら、
だんだんと、徐々に、青のグラデーションのような過程があって、
気がついたらそうなっていたというのが本当で、
そうなって行く過程の中に本当の価値があるのだと思いながら・・・・、
自分の講演では、いつも、
「会って、いきなりエッチしようなんて言わないでしょ?
言われても、する奴なんていないでしょ?」
なんて、えげつない例えじゃなくて(苦笑)、
空のグラデーションがどうのこうのと、
もっと綺麗で素敵な例えができんもんかねぇ、と自分に言い聞かせ、
反省させられるのでした(苦笑)。