人は人を透かして見る力を持っている
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新幹線で移動中に更新です。
色々やっててブログ更新が開いてしまいました(苦笑)。
ウソのことを、明らかにウソだと分かるように伝えるのは、ある意味ホントです。
ウソのことを、あたかもホントにように伝えるのがウソです。
人前で話したり、こうして文字で何かを伝えたり、何らかの発信をする機会が毎日のようにあって、
その度に色々と考えはするのですが、
結局のところ、自分が実際にやってきたこと、
すなわち、自分の中にあることしか外には出せないんだろうな、
ということを思います。
本で読んだことや、人から聞いた話で、
とても納得ができたり、理解が深まることは、当然あります。
あるにはありますが、それが、果たして自分のものになっているかどうかは、
一旦、人前で喋るように練習してみると、よく分かります。
知識として納得できたことを、実際に自分でやってみると、
そこから様々な別のことが現れてきて、
元の知識以外の別のエピソードや具体事例が生まれてきます。
それを繰り返していくと、いくつかの失敗事例と成功事例が生まれてきます。
その数の多さと、そこから何を学んだのか、得てきたのか、ということを通して、
人は、伝え手の実力とか本物かどうかとか、そういう目には見えない大切なものを感じるのだと思います。
よくいう「何となく透けて見える」というやつでしょうね。
人というのは恐ろしいもので、
自分が本物かどうかは置いといて、他人の実力や本物かは透けて見えてしまうという力を持っているような気がするのです。
私も毎日色んなところで色んなことを見たり聞いたりする中で、
あぁ、これは伝えられたらいいな、と思うことは山程あるけれど、
「実際に伝える」ということになると、結局のところ、実際にやってきたこととリンクすることしか外に出てきません。
知識だけでは、話や文章の展開に、どうしても無理が出てきたり、脈略が無くなってきてしまいます。
そうなった時に「こいつ浅いなぁ。」と思われるのが、私はとても嫌だし、恐らく今のお仕事としては致命的でしょう。
それは、伝え方の上手さとかテクニック以前のものなのだと思うのです。
そう考えていくと、結論として「自分の中にあるものしか外に出せない。」という一言に集約されるわけでしょう。
そんなことを考えながら、今日のお仕事先へ向かっています。
ちなみに、画像は、
頑張ってホントのように見せようとしているウソだけど、思いっきりウソだとバレるので、
よって滑稽だという残酷な事例ではあります(笑)。