それはプロの発信手としての矜持である
先日(10/6)行われた、「すごはん まっす~」との商売繁盛コラボセミナー。
前日の最終打ち合わせの時に撮った画像です。
オープニング映像のラストに使わせてもらい、互いにこのポーズで入場しました(笑)。
「まっす~」にとっては、コラボセミナーというのはほとんど初めての経験とのことで、しかも相手が私ということで(笑)、恐らくは相当の頑張りと緊張の上でその場に挑んだのではないかと思います。
とても可愛らしいキャラクターの娘ですが、只者ではないド根性の持ち主で、自らの初出版の書籍の締切日がダブっていたに関わらず、今回のセミナーの為に全てのスライドを作り直し、フルオリジナルの内容を準備してきていました。
この数年、互いのブログを通じて互いの存在はよく知っていたものの、今回主催の(株)ラクーン・後藤さんのコラボセミナーの企画の話でようやく初遭遇。
ここに至るまで過去2回に渡り名古屋で会って長時間の打ち合わせこそしましたが、お互いの講演すら見たことがない手さぐりの間柄。
そもそも私の打ち合わせというのは通称「バカっ話」というやつで(苦笑)、言ってみれば、互いの仕事観や人生観、価値観や最も大切にしていること、頑張る自分を支えているバックボーン等々、「知り合う」というこに最も大きな比重をおくことにあります。
私からの長時間に渡る質問攻撃や根掘り葉掘り攻撃(笑)に、一つ一つ色んな出来事や色んな感情を思い出しながら、きっと初めて明かすであろう話も交えながら、「まっす~」はキチンと真正面から持ちうる伝達機能を全て出し切って付き合ってくれました。
きっとクタクタになったことでしょうが(苦笑)、でもその時間は私にとっては掛け替えのない「まっす~」を知る時間にもなり、今回のセミナーの私なりのテーマも見えてきました。
ただ、そんなこんなですから(笑)、セミナー当日の細かいスケジュールはおろか、互いの役割分担もまともに決めずに(苦笑)、互いに準備はしておこうということになり、そのままセミナー前日を迎えるに至りました。
ただ、後藤さんと「まっす~」から強烈に伝わってきた、この日に対する想い・・・・・、絶対にこの日しかできない、絶対に2人にしかできない、絶対に楽しい最高の一日にしたい・・・・・、言葉には出ないまでもその気持ちと意気込み、何より、まだ見ぬ参加されるであろう方達に対する気持ちだけは全面から伝わってきて、そして、それは私も同じであることに確信を得ていられました。
これが3者の間で共有できていることは何より強い。
言ってみれば、「まっす~」も私も、互いにセミナーの場数は踏んではいますから、表層だけの打ち合わせをして、どちらが先に講演して・・・・と順番だけ決めて、そのまま当日やってしまうことは可能であり、それでも、まぁ、そこそこのものはできることは分かっています。
しかし、お互いに、それで終わらせるような一日にはしたくなかった。
正確に言うと・・・・・、その「はずです」。
そうは言葉では伝え合ってはいなかったから。
ただ、それはお互いのセミナー講演者としての矜持を信じあえるに至っていると信じることができていたのだと思います。
何も言わなくても、きっとあいつはやってくる・・・・。そう思いあっていたのだと思います。
さて、当日・・・・・、私は私で、オープニングから自身の講演、そしてエンドロールに至るまでを創り込んで(正確にはアシスタントの稲田先生に、直前に無理難題をぶつけほとんど負担をかけた(苦笑)。)会場入り。
「まっす~」は「まっす~」で自身の講演スライドとエンドロールコメントと映像を・・・・・、
それぞれが、この日しかできないであろう内容を、互いを予測し合いながら創り込んできていました。
とは言え、全てが初めてのことの繋ぎ合わせで本番を迎えるわけです。
ほとんど直前でタイムスケジュールを固め、互いの役割を確認し合い、リハもそこそこに開場・・・・・。
オープニング・2人で挨拶とフレーミング・ツヴォイ講演・休憩・まっす~講演・2人でまとめ・エンドロール・・・・・・・、
自らも登場しながら願うような気持で、「まっす~」にバトンタッチして彼女の講演を願うような気持で、2人で前に立ちながら願うような気持で・・・・・、一つ一つに願いを込めてバトンタッチしていく経緯に、心の中のある種の緊張の糸が緩むことはありませんでした。
私からバトンタッチして講演する「まっす~」は本当に立派でした。
私が全力100%出し切った後に関わらず(笑)、物おじせず、気後れせず、私の講演を引き継いだ上で、最初から最後まで「まっす~」の場を創り上げ、そして、立派に「2人のまとめ」まで繋げ切りました。
なんて頼もしい。
なんて立派な。
そして、なんて気が強い(笑)。
始まる直前に、「ツヴォイさん、どうか今日は、まっす~にお手柔らかにお願いしますね(笑)。」とお声かけ頂いた方も数名いましたが(笑)、そんな心配まったくいらなかったと誰もが思ったことと思います(笑)。
当日のコラボセミナー全体の内容がどうだったかのかは、これはもう、ご参加頂いた皆さんのみが知ることであり、その評価は委ねるしかありません。
しかし、最後の「まとめ」の場面での会場全体の空気感や、そして、前に立ちながら思わず涙している「まっす~」の姿を見て、私も「あぁ、良かった。ホントに良かったな。」とやっとホッとしたのでした。
長々と書きましたが、それが、冒頭に書いた「只者ではないド根性の持ち主」と彼女を称した理由です。
歳の差18歳(笑)のコラボセミナーを、一人づつではなく、コラボでしかできない場を真正面から創り上げてみせました。
気づいてはいましたが、とんでもない大物(本人は天然で気づいてもいないかもしれない(笑))と、今回、私は遭遇できていたのかも知れません(笑)。
恐らくですが、今回のセミナーで彼女は何かに気づき、あらたな境地を切り開くきっかけになったのではないかと思っています。
過去の講演など見ていないし、比較対象などできなくても、それが分かるような1日でした。
こう書くと、あたかも私が彼女を見守ったように感じる文体になってしまって、そこが難しいのですが(苦笑)、今回、私は18歳年下の可愛い小娘から、大切なことを教えてもらったと実感しています。
全国から講演が相次ぐ理由、商業界さんの連載記事が継続している理由、書籍出版の依頼が来る理由、そしてブログランキングでブッチギリの1位でい続ける理由・・・・・・、
何もないただの小娘が、そういう実績を上げ続けられているわけがありません。
捉えようのない程のおぼろな印象で、まだまだ未知数を感じさせる印象とは裏腹に、一つのことに対して絶対に手を抜かず、睡眠時間はおろか徹夜も辞さないその姿は、私の知る限り、「まっす~」ちゃんは、やはり本物であり、プロであり、そしてそれは嘘がなく何故そういられるのかを私なりに実感することができたかけがえのない1日でした。
「まっす~」ありがとう。
今回、プータローの私は、プロとして進んでいる君に大切なことをいくつか教えてもらいました。
一緒に講演できて良かった。たくさん打ち合わせできて良かった。
また一緒にやろうね。
どんどん楽しくスゴイのにしていこう。
引き合わせて下さった(株)ラクーンの後藤さんはじめ関係者の皆さん、ご参加いただいた皆さん、とても貴重なコラボセミナーの経験をさせて頂きました。
心から感謝を込めて。
またお会いできますことを・・・・・・。